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宮本常一『忘れられた日本人』を読む 岩波現代文庫 学術280
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2013/01/18 |
JAN | 9784006002800 |
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宮本常一『忘れられた日本人』を読む
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商品レビュー
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12件のお客様レビュー
『忘れられた日本人』を網野善彦が語る、というより、「『忘れられた日本人』でわかる網野善彦」的な本。 『忘れられた日本人』の主題を①老人・女性・子供・遍歴民と②東日本と西日本の2つと位置付けた上で、宮本常一に不十分だった視点として③農民と「百姓」の違いという点を指摘しているが、こ...
『忘れられた日本人』を網野善彦が語る、というより、「『忘れられた日本人』でわかる網野善彦」的な本。 『忘れられた日本人』の主題を①老人・女性・子供・遍歴民と②東日本と西日本の2つと位置付けた上で、宮本常一に不十分だった視点として③農民と「百姓」の違いという点を指摘しているが、これらは全て網野史観の代表的なトピック。『忘れられた日本人』は問題提起のダシにされる程度で、網野史観の概略を伝えることがメインに据えられている。 網野善彦の生前最後の著作ということもあり、自身の研究(と、宮本常一らとの思い出)を振り返ってみずから解説した本、という印象。 期待していた内容ではなかったが、浅く広く網野史観に触れられた点では結果的に良かったかもしれない。 そもそも『忘れられた日本人』自体が現代でも充分にリーダブルで解説書も不要と思われるので、2冊同時並行で読むのがオススメ。 この本もセミナーの講義記録が元になっていることもあり大変読みやすい本なので負担は少ない。宮本常一と網野善彦どちらにも興味があるが、どちらの本もまだ読んだことのない人(そんな人がどれだけいるか分からないが)は、両者の1冊目として『忘れられた日本人』とセットで読んでみてはどうだろうか。
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宮本常一著『忘れられた日本人』を題材に、主に「老人・女性・子供・遍歴」&「東日本と西日本の差異」について、著者の説を加味しつつ紹介した講演録。
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「忘れられた日本人」は戦後間もない時期の日本人の民俗学的な記録であるわけだが、それを歴史学的な立場から見ると、断層のように、過去の歴史を映し出しているのではないかという評論。歴史学・民俗学の豊かさが現れた一冊だと思う。
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