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日本防衛論 グローバル・リスクと国民の選択 角川SSC新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川マガジンズ/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2013/01/10 |
JAN | 9784047315921 |
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
国際情勢をにらんだ上で、日本がどう対応していくかを説いた一冊。 2013出版ながら、今読んでも古さを感じないのは、普遍的なテーマだからだろうか。
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グローバル化により各地域の経済が密接につながれてしまうと、ある地域が不況になっても、他の地域は好調を保つということが、ほとんどありえなくなってしまう 自国通貨の発行権は自国の政府が有する。したがって、自国通貨建ての国債は返済不能になることがありえない 日本政府は円を発行するこ...
グローバル化により各地域の経済が密接につながれてしまうと、ある地域が不況になっても、他の地域は好調を保つということが、ほとんどありえなくなってしまう 自国通貨の発行権は自国の政府が有する。したがって、自国通貨建ての国債は返済不能になることがありえない 日本政府は円を発行することで国債を償還できる 女川原発 平井弥之助(元東北電力副社長)が15mの高台に作るべきだと強固に主張した エネルギー安全保障上、重要なのはエネルギー源を多様化することである フィンランド化 実質的に他国を屈服させ、支配すること 日本は食料自給率が低く、穀物の大半をアメリカからの輸入に依存しており、エネルギー自給率はほぼゼロである。今からよほどの政策の転換をしない限り、40年後の日本が食料とエネルギーの不足に苦しむであろうと予測することは、それほど難しくない。2050年雄食料問題やエネルギー問題とは、現在の我々の決断の問題なのだ 日本人は戦後60数年もの間、アメリカのよる覇権国家システムの下で、安全保障をおろそかにしても無事でいられる世界で甘やかされて生きてきた。その結果リスクが目前に迫ってきても、それをリスクとして感じることすらできなくなってきたのである 日本が進むべき道 国防、エネルギー、食料、そして大規模地震対策という4つの安全保障を優先して強化 ユーロ危機、アメリカの景気後退、新興国の構造不況といった外的な経済ショックから日本経済を防衛する 日本経済がデフレを脱却し、内需を拡大して輸入を増やすことで、アジア太平洋の経済関係を安定化 政府は以上の総合安全保障戦略を実現するにあたり、長期的な計画を策定し、公共投資を着実に実行する必要がある
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ちょっと悲観論的すぎるような部分もあったが、日米安保はもはや信用できるものではなく、日本が周辺諸国から攻撃されたときに米軍はもはや守ってくれると思ってはいけないという部分は納得できた。自分の国も自分たちで守れないようでは「国家」とはいえない。神様だって「自らを守ろうとしない者は守...
ちょっと悲観論的すぎるような部分もあったが、日米安保はもはや信用できるものではなく、日本が周辺諸国から攻撃されたときに米軍はもはや守ってくれると思ってはいけないという部分は納得できた。自分の国も自分たちで守れないようでは「国家」とはいえない。神様だって「自らを守ろうとしない者は守ってくれない」だろう。
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