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ラジニーシ・堕ちた神(グル) 多国籍新宗教のバビロン
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ラジニーシ・堕ちた神(グル) 多国籍新宗教のバビロン

ヒュー・ミルン(著者), 鴫沢立也(著者)

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ラジニーシ・堕ちた神(グル) 多国籍新宗教のバビロン

定価 ¥2,750

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 第三書館
発売年月日 1991/12/01
JAN 9784807491261

ラジニーシ・堕ちた神(グル) 多国籍新宗教のバビロン

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2024/09/26

ヒュー・ミルンの『ラジニーシ・堕ちた神』は、20世紀を代表する宗教的指導者ラジニーシ(後のOSHO)の教団の興亡を内部から描き出した衝撃的な記録です。本書は、宗教とカルトの境界線上で揺れ動く現代の精神性探求の光と影を鮮やかに浮かび上がらせています。 私自身、小学校高学年時に大乗...

ヒュー・ミルンの『ラジニーシ・堕ちた神』は、20世紀を代表する宗教的指導者ラジニーシ(後のOSHO)の教団の興亡を内部から描き出した衝撃的な記録です。本書は、宗教とカルトの境界線上で揺れ動く現代の精神性探求の光と影を鮮やかに浮かび上がらせています。 私自身、小学校高学年時に大乗仏典から始まり、様々な宗教や神秘思想に傾倒していった時期がありました。その過程でラジニーシの著作に出会い、影響を受けました。当時、サニヤシン(オレンジのローブを着た弟子)になることに憧れ、荻窪の瞑想センターに本を買いに行ったこともありました。 ラジニーシの教団は、愛と瞑想を掲げ、カウンターカルチャーに大きな影響を与えました。しかし、アメリカでのコミューン建設を機に、逮捕、投獄、国外追放と、教団は急激な変転を遂げていきます。この過程で、教団の実務を担っていた最高秘書シーラの「闇落ち」が起こります。 ミルンの著作は、この劇的な展開を生々しく描き出し、読者に大きな衝撃を与えます。そのストーリーは私に、古今東西の宗教や物語に見られる「光と闇」の元型的な対立構造を想起させました。ブッダとデーバダッタ、イエスとユダ、ヤハウェとルシファーなど、光輝く師の傍らには常に闇に落ちる存在がいます。この元型はファンタジーにも投影されていて、ベン・ケノービとアナキン・スカイウォーカー(ダースベーダー)、イルーヴァタール(エル)とメルコール(モルゴス)などがあります。 この「元型」は人類の歴史を通じて繰り返されてきましたが、果たしてこのパターンを回避する方策は存在するのでしょうか。光が強ければ強いほど、その周囲の闇も濃くなります。この二項対立を超越する道筋は、残念ながらOSHOの多彩な瞑想によっても見出せなかったのかもしれません。 聖書は「光に触れたものは悔い改めることによって自分も光になる」と説いています。絶えず自己を省みる謙虚さこそが、人間を闇落ちから防ぐ唯一の方策なのかもしれません。自分は悔い改める必要がないと思い始めた瞬間から、きっと、人は墜落の道を歩み始めるのです。 『ラジニーシ・堕ちた神』は、現代の精神性探求が直面する根源的な課題を浮き彫りにする貴重な記録であり、宗教とカルトの境界線上で揺れ動く人間の姿を鋭く描き出しています。この一連の事件の当事者たちのインタビューによって構成されたNetflixの番組「ワイルド・ワイルド・カントリー」と併せて読むことで、より深い洞察を得ることができるでしょう。 本書は、宗教や信仰について考えたい人にとって必読のテキストの一つと言えます。著者ミルンの「決して自由意思を手放さないこと」という結論は、信仰と批判的思考のバランスを保つ上で重要な示唆を与えてくれます。 ※以上は私とAI(Perplexity)の共同による書評です。

Posted by ブクログ

2011/01/20

ラジニーシは功罪あったと思うが、この本では罪の方がクローズアップされている。彼もまた人の子であったことがよくわかるし、スピリチュアルな組織の怖さもよくわかる。

Posted by ブクログ

2008/05/17

60年代後半のカウンターカルチャーの全盛期に青春時代を過ごしたイギリス人男性の作者が、今でもインド・プナで有名な フリーセックスを奨励する宗教団体のインド人グル、バグワン・ラジニーシ(1990年死去)に弟子入りし、彼とその活動に 対する決定的な失望に至までが描かれている。ボンベ...

60年代後半のカウンターカルチャーの全盛期に青春時代を過ごしたイギリス人男性の作者が、今でもインド・プナで有名な フリーセックスを奨励する宗教団体のインド人グル、バグワン・ラジニーシ(1990年死去)に弟子入りし、彼とその活動に 対する決定的な失望に至までが描かれている。ボンベイのマンションの一室からラジニーシの活動は始まり、プナに居を移す。 インド人からは忌み嫌われてが欧米人や日本人からは絶大な支持を得た。それによってどんどん巨大になっていく組織。 しだいに金儲けに走る組織。数年後にはアメリカに進出。卑怯な手段で村を乗っ取る。しかし、数年後、偽装結婚や 不正入国などの容疑で国外退去。なんだかオウム真理教を思い出させる1冊です。 ちなみに、晩年は尊称をバグワン(神、祝福をうけた者)から日本語のオショー(和尚)に変更。インドでも彼の本は今でも 売ってました。

Posted by ブクログ

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