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レ・ミゼラブル(3) ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/01/11 |
JAN | 9784480429735 |
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レ・ミゼラブル(3)
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マリユスがどんな人生を歩んできたのがが描かれていた。 ゴルボー屋敷での出来事(テナルディエvsジャン・ヴァルジャン)を覗き見ているシーンはスリル満点! というかテナルディエはどこまでも悪人やな。
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青年マリユス登場。1830年代のパリを垣間見せつつ、幾多の出会いが読者を再び物語の中心に引き戻していく。 第三部は、いかにも主人公然とした純真な青年マリユス視点で語られる。本作では19世紀初頭のフランス史をいやがおうにも学ばされるが、彼の登場によってそれがどうしても必要なものだ...
青年マリユス登場。1830年代のパリを垣間見せつつ、幾多の出会いが読者を再び物語の中心に引き戻していく。 第三部は、いかにも主人公然とした純真な青年マリユス視点で語られる。本作では19世紀初頭のフランス史をいやがおうにも学ばされるが、彼の登場によってそれがどうしても必要なものだったのだと気づかされた。思想における祖父と孫の対立、若者たちの政治集会などにより、沈められていたテーマが大きく浮かび上がってきた感覚がある。 中盤からの、青春時代そのもの、の描写は輝かしく美しい。若い頃の貧乏生活で得るものは大きいと個人的にも共感できるし、初々しい恋の心情などは誰しもが経験するものだけに感情移入が高まる。それだけに、そこからのゴルボー屋敷事件のスリル感が凄まじかった。愛すべき主人公が危機を脱するべく奮闘するが、彼が持っていない情報を読者は知っていて、終始ハラハラさせられっぱなしなのだ。 このような理由で前半は読みにくいが後半は非常に面白い。そして続きが気になりすぎる展開なので、思想とかテーマとかが吹っ飛んでしまった。しかしまたユゴーの講義はあるのだろう汗。
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マリユス登場。 マリユスの思想の移ろい、若者らしい恋の悩みなどを中心に話が進む。マリユスがいつも散歩道で出会う父娘。彼はその娘(コゼット)に一目ぼれ。ある日ハンカチを拾い、それをコゼットのものだと思って匂いを嗅いだりするが、実はそれはジャン・ヴァルジャンのもの。 テナルディエの悪...
マリユス登場。 マリユスの思想の移ろい、若者らしい恋の悩みなどを中心に話が進む。マリユスがいつも散歩道で出会う父娘。彼はその娘(コゼット)に一目ぼれ。ある日ハンカチを拾い、それをコゼットのものだと思って匂いを嗅いだりするが、実はそれはジャン・ヴァルジャンのもの。 テナルディエの悪たくらみをジャン・ヴァルジャンが冷静に乗りきるシーンは夢中で読んだ。男はああいう風に(ジャンのように)冷静でありたい、なんて思ってみるけどまあ無理だろう。あらゆる危機をくぐらないと。でも危機に陥るなんてまっぴらだ。
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