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ナボコフの文学講義(下) 河出文庫
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ナボコフの文学講義(下) 河出文庫

ウラジーミルナボコフ【著】, 野島秀勝【訳】

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ナボコフの文学講義(下) 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2013/01/10
JAN 9784309463827

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商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2024/08/07

あまりおもしろくない本だが、作品を読み解く参考にはなる。なんかそれちがうだろうなどと思いながら読ませるところが講義っぽい。ナボコフは大学教授で、小説は読んだからどうしたというものではないけど、読まないとそれはそれで情緒的に損をすると主張。

Posted by ブクログ

2019/04/21

カフカのところだけ。 「変身」について場面ごとにひとつひとつ解説していて、この評論を読めばあらすじどころかストーリーを完全に追えちゃうという細かさ。 最後にグレゴールが死に、家族が晴れ晴れしているシーンを取り上げて、「虫になったグレゴールの心は人間のままだったが、周りの人間の心は...

カフカのところだけ。 「変身」について場面ごとにひとつひとつ解説していて、この評論を読めばあらすじどころかストーリーを完全に追えちゃうという細かさ。 最後にグレゴールが死に、家族が晴れ晴れしているシーンを取り上げて、「虫になったグレゴールの心は人間のままだったが、周りの人間の心は虫けら同然だった」と切り捨てる。...これは確かにプロットとしてはすっきりするが、本当にそうだろうかと少し疑問が残った。この対比は「断食芸人」のなかの芸人と豹の対比を思い起こさせる。つまり醜い死に損ないが死ぬことで、それに代わって若く美しい生命が躍動するというイメージだ。ここで豹であるところの若く美しい妹の心が虫けらだったとはちょっと思いづらい。最終的には勘違いからグレゴールを忌み嫌うようになってしまったものの、それまでは唯一献身的に世話をしてくれたのがこの妹なのだから。

Posted by ブクログ

2014/08/16

一度目に読んだときはあまり感銘を受けなかったが、『変身』を読んだ後、本書を読み直してみるとかなり面白い。細部を読むとはこういうことなのだろう。図解も、自分が読むときには取り入れていきたい

Posted by ブクログ

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