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ナボコフの文学講義(下) 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2013/01/10 |
| JAN | 9784309463827 |
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ナボコフの文学講義(下)
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
カフカのところだけ。 「変身」について場面ごとにひとつひとつ解説していて、この評論を読めばあらすじどころかストーリーを完全に追えちゃうという細かさ。 最後にグレゴールが死に、家族が晴れ晴れしているシーンを取り上げて、「虫になったグレゴールの心は人間のままだったが、周りの人間の心は...
カフカのところだけ。 「変身」について場面ごとにひとつひとつ解説していて、この評論を読めばあらすじどころかストーリーを完全に追えちゃうという細かさ。 最後にグレゴールが死に、家族が晴れ晴れしているシーンを取り上げて、「虫になったグレゴールの心は人間のままだったが、周りの人間の心は虫けら同然だった」と切り捨てる。...これは確かにプロットとしてはすっきりするが、本当にそうだろうかと少し疑問が残った。この対比は「断食芸人」のなかの芸人と豹の対比を思い起こさせる。つまり醜い死に損ないが死ぬことで、それに代わって若く美しい生命が躍動するというイメージだ。ここで豹であるところの若く美しい妹の心が虫けらだったとはちょっと思いづらい。最終的には勘違いからグレゴールを忌み嫌うようになってしまったものの、それまでは唯一献身的に世話をしてくれたのがこの妹なのだから。
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一度目に読んだときはあまり感銘を受けなかったが、『変身』を読んだ後、本書を読み直してみるとかなり面白い。細部を読むとはこういうことなのだろう。図解も、自分が読むときには取り入れていきたい
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とにかく「精読」、引用ばっか、でも…ーー 引用が非常に多い。自説の主張が乏しい。 結局は何が言いたいのか?そればかり気になっていたが、気づいた。 「読み込む事によって、小説の醍醐味をとことん感じろ!」ってことだ。 引用の分量に比べ圧倒的に少ないが、 ナボコフの鋭い(時...
とにかく「精読」、引用ばっか、でも…ーー 引用が非常に多い。自説の主張が乏しい。 結局は何が言いたいのか?そればかり気になっていたが、気づいた。 「読み込む事によって、小説の醍醐味をとことん感じろ!」ってことだ。 引用の分量に比べ圧倒的に少ないが、 ナボコフの鋭い(時に鋭すぎる!)指摘がそこここに散りばめられていて、盲を開かれることが沢山。 その表現が典雅で詩的な表現で書かれていて、読んでいてふくよかな気持ちをもたらしてくれる。 ・・・とてもじゃないが本書のレビューなんか書けんわw どだい無理なはなしw ・・・結局、世界文学の"超"名作を(断片的ながらも)感受させてくれたことには、いくら感謝しても足りない。 敬愛しまくるプルーストの「失われて〜」に関しては読んでいた頃(10年前)の感動を蘇らせてくれた。 そして憧れながらいまだ読んでいない(そしてこれからも読むことはないだろう)「ユリシーズ」に関しても、その魅力や叙述の圧倒的力を(断片的ながら)疑似体験させてもらった。 「ユリシーズ」の結末の引用で、思わず知らず泣きそうになった!あまりに良すぎて、つまり感動して!! この感動をもたらしてくれただけでも、この一冊は忘れがたいものになった。 本棚に大切に収納します。
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