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宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想 角川ソフィア文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川学芸出版/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2012/12/25 |
| JAN | 9784044072285 |

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宮本武蔵「五輪書」
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宮本武蔵「五輪書」
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商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
実践に基づき、バイアスを排し、形骸化しない理論を示すのが武蔵なんだと、改めて学ぶ。 そこには、精神論はなく、権威主義もなく。士農工商の別なく平等に見ており、誰もが各々の道に励むべしというメッセージあり。そして、人に物を教える上での透徹した、教え方を語る。 慌ててバタバタしてて、...
実践に基づき、バイアスを排し、形骸化しない理論を示すのが武蔵なんだと、改めて学ぶ。 そこには、精神論はなく、権威主義もなく。士農工商の別なく平等に見ており、誰もが各々の道に励むべしというメッセージあり。そして、人に物を教える上での透徹した、教え方を語る。 慌ててバタバタしてて、速く、遅くなるのは、拍子の悪さ。達人はゆったりと見えるなど。 やはり万理一空の理を究めたる人なんだと学ぶ。 空を道とし、道を空と見るところなり。
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✳︎ネタバレあり 剣術の正しさとは、勝つこと。非常にシンプルであり非常に難解なこの言葉を、生涯を通して見定めた結晶と言える本。 現代にも通ずる考え方として ・日頃から絶え間なく努力し続ける。兵法はもちろんのこと、相手についても準備についても考え抜くことが肝要。 ・戦う時(仕事...
✳︎ネタバレあり 剣術の正しさとは、勝つこと。非常にシンプルであり非常に難解なこの言葉を、生涯を通して見定めた結晶と言える本。 現代にも通ずる考え方として ・日頃から絶え間なく努力し続ける。兵法はもちろんのこと、相手についても準備についても考え抜くことが肝要。 ・戦う時(仕事や勝負を分ける時)に先制して勝てるのであれば、その隙を見逃すことはあってはならない。何事も先手先手に。 ・ただし速ければ良いというわけではない。ゆっくりでも間が抜けないようにすれば良いだけ。これも日頃の準備や経験を積み重ねることで得られる。 ・少しの迷いも捨てられるように、あるいは潰していくようにする。 「心を正しく働かせる」ことが、道を極めていく基盤である。それが宮本武蔵の最も後世に伝えたいことのように感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
宮本武蔵の「二刀一流(二天一流)」について、自ら没する前に記し残した兵法書。武蔵は、13歳から29歳までの間に戦った真剣勝負において、一度も負けなしという。 吉川英治の「宮本武蔵」は、何度も通読し、その剣へのひたむきな姿に、感動と尊敬の念を覚えたものだ。 本書は、「地」「水」「火」「風」「空」の五つの巻から構成されている。全体を通じて、テーマは「必ず勝つ」ということ。「勝つ」ためにどうすればよいか、それを合理的に考えられたのが武蔵の兵法なのだろうと思う。 当然、斬るか斬られるかの真剣勝負であり、現代のスポーツやゲームなどの世界とは違い、リアルに命がかかっており、負け=絶命を意味していたのであるから、勝てない兵法は無意味ということかもしれない。 ただ、武蔵は他の流派についても研究している。他の流派を批評し欠点を論じている。それらの他流に置いて、型を重んじて居たり、美しさを求めていたりしていることにには否定的であり、徹底した合理主義であると感じた。実践で役に立たない兵法は不要ということだ。ただし、どの流派がどうと、名前を出していないし、出す意味もないとしている。 武蔵の兵法は、固定的なものはない。変幻自在というか、相手によって、環境によって、状況によって、戦い方を変化させる。いわば、相手の心理を読み、環境を自分の味方につけ、状況を自分の有利に導き、いかなる不利をも有利に変化させていく兵法であると感じた。「構えあって、構えなし」というのはこのことを良く表現している。 また、技の部分もさることながら、心理戦をも重視している。そしてそれらテクニックの部分の根本となるとなるのが「空の巻」で述べられている「心に曇り、迷いがない」という点ではないかと思う。 以下、心に残った点を記しておきたい。 「地の巻」 その後なおもふかき道理を得んと朝鍛夕錬してみれば、をのづから兵法の道にあふ事、我五十歳の比なり。夫より以来は尋入べき道なくして光陰を送る。兵法の利にまかせて諸芸諸能の道となせば、万事におゐて我に師匠なし。 「水の巻」 兵法の道におゐて、心の持やうは、常の心に替る事なかれ。常にも兵法の時にも、少しもかはらずして、心を広く、直にして、きつくひつぱらず、少もたるまず、心のかたよらぬやうに、心をまん中におきて、心を静にゆるがせて、其ゆるぎのせつなもゆるぎやまぬやうに、能々吟味すべし。 「火の巻」 朝から夕まで鍛練を続け、磨き果せて後、一人自由を得て、自然と不思議な力を身に得、万事に通じる力があるようになる。これが兵として法を行う心意気である。 「風の巻」 此道を学人の智力をうかゞひ、直なる道をおしへ、兵法の五道六道のあしき所をすてさせ、おのづから武士の法の実の道に入り、うたがひなき心になす事、我兵法のおしへの道也。 「空の巻」 心のまよふ所なく、朝々時々におこたらず、心・意二つの心をみがき、観・見二つの眼をとぎ、少もくもりなく、まよひの雲の晴たる所こそ、実の空と知るべき也。
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