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「領土問題」の論じ方 岩波ブックレット861
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「領土問題」の論じ方 岩波ブックレット861

新崎盛暉, 岡田充, 高原明生, 東郷和彦, 最上敏樹【著】

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「領土問題」の論じ方 岩波ブックレット861

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/01/11
JAN 9784002708614

「領土問題」の論じ方

¥220

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2021/06/26

現在の日本での領土問題は、  ・北海道の東側に連なる島々で、歯舞、色丹、国後、択捉の各諸島  ・島根県の北西にある竹島  ・沖縄の西側にある尖閣諸島  の三つです。    ロシア、韓国、中国と台湾を相手に領有権を争っていますが、何の進展もない事が平和なのかも知れません。国際司法裁...

現在の日本での領土問題は、  ・北海道の東側に連なる島々で、歯舞、色丹、国後、択捉の各諸島  ・島根県の北西にある竹島  ・沖縄の西側にある尖閣諸島  の三つです。    ロシア、韓国、中国と台湾を相手に領有権を争っていますが、何の進展もない事が平和なのかも知れません。国際司法裁判所に提訴しても双方の付託合意が無いと裁判は進まないので竹島の様に日本が訴えても韓国が付託しないから成り立たない。そもそも韓国は領土問題は無いと言っているのでそれこそ取り付く島もない状態です。尖閣諸島は竹島と違って一応日本が実効支配しているのですが昨今は中国の漁船や海軍、海上警察の船が毎日接続水域に現れています。  戦争行為で実質的に確保するにしても竹島、尖閣諸島は人も住んでいなく資源も未確定で経済不合理です。裁判や交渉は相手がテーブルにつかない、現在の出来る事は''棚上げ''しお互い刺激しない事だそうです。

Posted by ブクログ

2018/10/28

【由来】 ・不明、忘れた。 【期待したもの】 ・領土問題について手軽に基礎知識を得られれば。 【ノート】 ・5人の執筆者による我が国の領土問題についての小冊子。本書を読むことによって、我が国における3つの領土問題についての概観が得られる。 ・3つの領土問題とは北方領土(ロシ...

【由来】 ・不明、忘れた。 【期待したもの】 ・領土問題について手軽に基礎知識を得られれば。 【ノート】 ・5人の執筆者による我が国の領土問題についての小冊子。本書を読むことによって、我が国における3つの領土問題についての概観が得られる。 ・3つの領土問題とは北方領土(ロシア)と尖閣(中国、台湾)、竹島(韓国)。加えて、尖閣問題には沖縄の問題も分かちがたく結びついている。アメリカはずっと沖縄を支配下に置き、日本もそれを甘受していたし、現在でも沖縄の心情からかけ離れた政策を押し付けている。 これら3つの領土問題はアメリカの対日(そして対アジアと対ロシア)政策がいやらしく絡んでいるということ。 更に掘り下げたかったら、ジョン・ダワーの「転換期の日本へ」や佐藤優の「新・帝国主義の時代 右巻」が面白い。 ・ちなみに、かつて、鳩山さんが尖閣問題について、問題の所在を認め、中国の言い分も分かるというようなことを言ったら国を上げての「売国奴」「非国民」の大合唱だった。彼の言動についてはもう少し考えたら?とは思ったけど、今って戦争直前ですか?と思ってしまうような雰囲気をこの国に感じた。 ・国家や国境というのが歴史の浅い「想像の共同体」なのであれば、棚上げというのは大変な知恵なのかも知れない。と思ってたら、そういう記述もあった。 ・それにしても岩波ブックレットは趣旨も内容もいいけど、もうちょっと安かったらいいのに。一昔前の新書とほぼ同じ価格で、気がつけば最近じゃ新書の相場は1000円の少し手前といったところ。売上が落ちてるから単価を上げるしかないということなのかな。 【目次】 ・国家「固有の領土」から、地域住民の「生活圏」へ(新崎盛暉)  中琉関係史のなかの尖閣  中国の1950年代の尖閣記述  1970年代の「棚上げ」  琉球処分と尖閣問題  沖縄と台湾の「生活圏」は重なりあう  生活圏としてきた人びとの対話を ・国家主権を相対化する契機に(岡田充)  領土ナショナリズムの魔力  棚上げと共同利用を主張  「反日」と「中台連携」?  二項対立脱脂、第三の道に  融通無碍な妥協  親日幻想の虚妄  思考停止に誘う魔力  メディアの責任  棚上げ以外の出口はない  境界を超えて共有される意識 ・歴史を逆行させてはならない(高原明生)  石原発言の前から  中国の新軍事戦略  反日キャンペーンの背後に  2005年との違い  中国にとっての「主権」問題  日中両国の努力が問われている ・北東アジアの領土問題解決のための三原則(東郷和彦)  はじめに  北方領土問題  竹島問題  尖閣諸島問題 ・来るべき和解のために(最上敏樹)  国際法的論点  和解こそが「解決」  まず武力行使を避ける  平和的解決のための国際法規範  「棚上げ」が当面の現実的方法

Posted by ブクログ

2013/10/20

この本、領土問題を考える上でなかなかいい本です。どこから手をつけていいかわかんない人におすすめ。東郷さんの本を further reading したくなった。

Posted by ブクログ

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