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やらなきゃゼロ! 財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦 岩波ジュニア新書
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やらなきゃゼロ! 財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦 岩波ジュニア新書

鈴木直道【著】

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やらなきゃゼロ! 財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦 岩波ジュニア新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2012/12/22
JAN 9784005007318

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商品レビュー

4.2

19件のお客様レビュー

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2023/09/05

いまでは北海道知事を務める鈴木さんが10年前、夕張市長になってほどない頃の著書。全国最年少市長として財政破綻自治体を治める立場になったというのも大きな人生の転機だっただろうけど、その後も人生の大きな変化が続いているのではなかろうか。母子家庭だったり高卒で就職して勤労大学生だったり...

いまでは北海道知事を務める鈴木さんが10年前、夕張市長になってほどない頃の著書。全国最年少市長として財政破綻自治体を治める立場になったというのも大きな人生の転機だっただろうけど、その後も人生の大きな変化が続いているのではなかろうか。母子家庭だったり高卒で就職して勤労大学生だったりといったことも含めて、ドラマチックな人生、生きがいのある人生を歩む人がいるんだなあという感じ。 「やらなきゃゼロ」とは鈴木さんの座右の銘のようだけど、読んでいてもそんな感じで次から次へと果敢にチャレンジしていく。草の根的にいろんなことに取り組むところは読んでいても気持ちがいい。一方で、ピンチをチャンスにできる人であり、読んでみても都庁職員だった彼が市長になったから夕張と都のパイプが強固に継続されたのだろうけど、それを同時に財政破綻した自治体の全国最年少市長という何かと注目を集める立場を鈴木さんもしっかりと夕張と自分のために活用したんだと読んだ。あと、やることが速いんだろうなと思った。考えることに時間を使わず、考えるのに時間がかからないほど頭が切れるのかわからないけど決断が速い人なのだろう。 ……と、読後感も満足のいく一冊だったんだけど、画竜点睛を欠くようなことが。市長としてのあまりの忙しさに分身が欲しいというような文脈で、「ドラえもんに登場する道具で「コピーロボット」というものがありました。」(p.128)とあるんだけど、コピーロボットが出てくるのはドラえもんじゃなくてパーマンですから。天下の岩波の校閲としたことがどうしたことだろう。 おまけにちょっと不思議なこともうひとつ。この本は、佐藤さん自身は出身地としてないみたい(育った場所を出身地にしているよう)だけど、公式記録では出身地(生まれた場所)とされている自治体の図書館で借りて読んだんだけど、なぜか閉架図書だった。そんなに古いわけでも、破損汚損があるわけでも、公序良俗に反することが書いてあるわけでもないのになぜ? 岩波ジュニア新書なんだし、ヤングアダルトのコーナーに配架しておけば鈴木さんのようになる若者がいるかもしれないのに。

Posted by ブクログ

2023/04/30

〇 新書で「学校生活」を読む③ 鈴木直道著  『やらなきゃゼロ! 財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦』                    (岩波ジュニア新書、2017年〔4刷〕) ・分 野:「学校生活」×「人生を読む」 ・目 次:  三〇歳。全国最年少市長挑戦...

〇 新書で「学校生活」を読む③ 鈴木直道著  『やらなきゃゼロ! 財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦』                    (岩波ジュニア新書、2017年〔4刷〕) ・分 野:「学校生活」×「人生を読む」 ・目 次:  三〇歳。全国最年少市長挑戦  夕張との出会い  財政破綻した夕張の現実  若きチャレンジャー  鈴木市長の夕張通信 ・総 評  本書は、東京都職員だった青年が夕張市長選挙に立候補・当選し、市長として夕張市の再建に着手する過程を語った本です。著者は二〇一一年から市長を二期務めた後、現在(二〇二三年)は北海道知事として活動している人物です。  二〇〇七年に財政破綻した夕張市は「全国最低の行政サービス、全国最高の住民負担」と揶揄されるほど市の機能が停滞していました。当時の著者は、東京都職員として夕張市に二年間出向しており、その経験を買われ、地元の人たちから請われて夕張市長選挙に立候補します。仕事も家族もある中で、なぜ著者はそのような決断を下したのか――この本を読んで面白いなと思った点を、以下の3点にまとめます。 【POINT①】行政サービスとは「空気」のようなもの?  高校生の頃に両親が離婚し、母子家庭で育った著者は、家計のために学校とアルバイトを掛け持ちし、大学進学も諦めざるを得ませんでした。そんな状況にあった著者を助けてくれたのが「行政」でした。ふだん元気に暮らしている分には「あることが当たり前の存在」だが、その“元気”を失った時に「初めてその存在に気付く」もの――そうした「空気のようなもの」が行政だと言います。著者も行政の支援を受けることで「早期に自立することができ、自ら生きていく道を探すこと」ができたと言います。そして、自らも「人の役に立つ人になりたい」という志から、東京都職員の道を進むことになります。 【POINT②】最後は「やりたいか、やりたくないか」を自らに問う  夕張市で知り合った人たちから市長選への出馬を要請された際、著者は非常に悩みます。当選する見込みもない中で今の仕事を辞めなければならず、さらには婚約者と一緒にマイホームを購入したばかりの時期でした。その一方で「こんなにも悪条件が揃っているにもかかわらず、やりたいか、やりたくないかを自らに問うたとき「やりたくない」という明確な答えを出せないでいる自分」がいることにも気づきます。最終的に立候補を決断した時、著者は「やりたいか、やりたくないか」を自らに問い続けたことで「後悔をしたり、または誰かのせいにしたりすることの無い決断」ができたと指摘しています。 【POINT③】夕張市長としての覚悟――「やらなきゃゼロ!」という言葉  当時の夕張市は財政再建が最優先だったため、市民の声を聞くことには消極的で、結果として市民との信頼関係が低下するという悪循環が進んでいました。この負の連鎖を断ち切るため、著者は、少人数の会合でも要請があれば参加し、市長として市民の声を直接聞くという政策を始めます。その根底には「やらなきゃゼロ!」という言葉――何もしなければ現状をピークに縮小するしかない、しかし、一歩でも、半歩でも前進すれば、何とかゼロからプラスになる――がありました。こうして市民との信頼関係を少しずつ回復させながら、著者は夕張市再建に向けた政策を次々と打ち出していくことになります。  現在(二〇二三年)も夕張市は財政再建を進めており、市としての機能は完全には回復していません。そのため、著者が夕張市長または北海道知事として行ってきた政策が正しかったのかを判断するには、まだ時間が必要です。ただ、どうしてもネガティブなイメージを持たれがちな「行政」や「政治」の世界に、著者のような“熱い思い”を持った人がいることを知れば、その見方も変わってくるのではないでしょうか。肩肘を張らず、面白い読み物として――特に夕張市長選挙をめぐる話はなかなかドラマティックです――手に取ってほしい一冊です。 (1463字)

Posted by ブクログ

2022/01/13

現在の鈴木道知事が夕張市長だったときの体験記。東京都職員になる前の高校大学時代の様子を知り、献身的な子育てをされたお母様、裸一貫で選挙に挑む鈴木さんについていった奥様、送り出した奥様の御両親、 周りで支援する人たちの人柄や真心が印象的でした。 タイトルの通りのチャレンジ精神が、...

現在の鈴木道知事が夕張市長だったときの体験記。東京都職員になる前の高校大学時代の様子を知り、献身的な子育てをされたお母様、裸一貫で選挙に挑む鈴木さんについていった奥様、送り出した奥様の御両親、 周りで支援する人たちの人柄や真心が印象的でした。 タイトルの通りのチャレンジ精神が、様々な知恵を生み出してきた市長時代の施策を生み出してきたように感じました。能力ではなくヤル気と真剣さ、周りの人を大切にして生かしていく事で、困難も前進させていく事ができると感動しました。

Posted by ブクログ

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