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紅の党 習近平体制誕生の内幕
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2012/12/20 |
JAN | 9784022510297 |
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9件のお客様レビュー
朝日の記者による中国共産党の要人に関する新聞連載をまとめたもの。新聞記事とあって情報が新しく、時宜を得た参考になる内容であった。もちろん内容は、取材から得られた、記者の主観的なものと言えるが、短時間に丁寧に取材されており、中国共産党の一面を理解できた。 「(ワシントンポスト)中...
朝日の記者による中国共産党の要人に関する新聞連載をまとめたもの。新聞記事とあって情報が新しく、時宜を得た参考になる内容であった。もちろん内容は、取材から得られた、記者の主観的なものと言えるが、短時間に丁寧に取材されており、中国共産党の一面を理解できた。 「(ワシントンポスト)中国共産党最高指導部の常任委員9人のうち、少なくとも5人の子供か孫が米国に留学している。習近平の娘、習明沢もハーバード大学に在籍中だ」p84 「不正が発覚しそうになった「裸官」本人が、海外へと逃亡するケースも絶えない。中国社会科学院の調べでは、2008年までの10年余りに海外へ逃れた政府や国有企業などの幹部は1万6000~1万8000人に上り、流出資産は8000億元(約10兆円)に達するという」p85 「オックスフォード大学職員によると、中国政府職員は同大幹部に「中国人学生がもっと勉強するよう指導してほしい」と求めた」p88 「父の重慶市の書記としての年収は、約2万元(約160万円)とされる」p106 「中央から地方に派遣された党高官候補が、地元実力者らを味方にしようとすれば、腐敗や派閥争いに巻き込まれやすい。逆に押さえ込もうとすれば反発を生む。いずれも地方で実績を残そうとする高官候補が陥りがちな落とし穴だった」p179 「中国の最高指導者となって10年間、胡錦濤は江沢民を筆頭とする長老らの影響力に悩まされてきた。乾坤一擲、完全引退という最大の政治カードを切ることによって、胡錦濤は江沢民を道連れにした。現役の最高指導者が、あえて全退という政治カードを切らなければ追い込めないほど、江沢民の影響力が大きかったともいえる」p212
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中華人民共和国の、というより中国共産党の最近の政治闘争のノンフィクションネタ。特に薄煕来事件を主軸におきながら、現体制と前体制のVIPのエピソードなどを集約している。中国ネタに強い朝日新聞出版なので、独自の切り口・ソースを期待したが、他メディアで知り得た内容のみだったので、残念感...
中華人民共和国の、というより中国共産党の最近の政治闘争のノンフィクションネタ。特に薄煕来事件を主軸におきながら、現体制と前体制のVIPのエピソードなどを集約している。中国ネタに強い朝日新聞出版なので、独自の切り口・ソースを期待したが、他メディアで知り得た内容のみだったので、残念感が残った。ただ、まとめて当該知識を入れたい方にはオススメです。
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朝日新聞で2012年に三回に分けて特集された中国の新体制(習近平体制)の立ち上げに対する取材結果を一冊にまとめた本。中国ネタに興味がある方であれ既知の情報が多く、とりたてて新しいネタはない(とはいってもこの取材が行われたのは2012年で、僕が読んだのは2014年であるからこういっ...
朝日新聞で2012年に三回に分けて特集された中国の新体制(習近平体制)の立ち上げに対する取材結果を一冊にまとめた本。中国ネタに興味がある方であれ既知の情報が多く、とりたてて新しいネタはない(とはいってもこの取材が行われたのは2012年で、僕が読んだのは2014年であるからこういった評価はフェアではないかもしれない) この本が書かれたきっかけになるであろう薄熙来は日本ではそれほど報道はされていなったかもしれないが、中国では2010年ぐらいからかなり注目をされていたので、正直なところ中国総局といっても現地で報道されている情報とあまり変わらないな・・というのが率直な感想。 現指導者体制がどのようにして出来あがったか・・・ということをコンパクトに把握するには向いていると思う一冊。
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