アメリカは日本経済の復活を知っている

浜田宏一【著】

• 内容紹介: イェール大学名誉教授であり、経済学博士。ノーベル経済学賞に最も近い経済学の巨人と言われる浜田宏一が50年間の研究成果をもとにわかりやすく徹底解説した「日本経済の復活」。リーマンショック以降に日本と米国等の通貨供給量の差を示し、なぜ今日本が円高に苦しんでいるのかを日銀の金融政策になぞって解説。世界を代表する数々の経済学者、エコノミスト・ジャーナリストたち60人以上から聞き取りを行い導き出したデフレ脱却の為の金融緩和の必要性を説いている。2012年末に誕生した安倍政権の経済政策のブレーンということあり大きな注目を集めた一冊。
• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2012/12/20
• JAN: 9784062181518

商品レビュー

2019/08/12

日銀金融政策を批判している本。ここにきて円安がすすみ、その批判の正統性がわかる。
前総裁の白川さんは優秀だったらしいが、やはりリーダーとなると別の問題なのだろう。
日本人の極端な「空気を読む」とか、コンセンサス、和に関しても日銀のやり方に疑問を投げかけている。
タイトルの意味はアメリカ人が知っているということではなく、著者がアメリカに住んでいるから、ということか。

2019/04/13

白川氏の著書と対極に位置する、品性のカケラも感じさせられない本。ここまで来ると「老害」と言われても仕方がない。

2018/11/12

現在の安部ノミクスの理論的支柱、浜田さんの著書。しかし、この本の中では、消費税増税に強い警鐘を鳴らしているのに、既定路線の増税と企業減税とはどういうことなのか？政府の意向を無視した、報道の独走か？官僚の逆襲か？これまでの、報道、官僚の在り方を考えれば、安部ノミクスと持ち上げておいて、やはり報道、官僚の権益はしっかり確保しておきたいということか。実際のところどうなるのかは、浜田さんとその仲間たちに期待したい。