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きまぐれ博物誌 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2012/12/25 |
JAN | 9784041006009 |
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きまぐれ博物誌
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
ウィットに富んだエッセイ。 日常生活や環境問題、宇宙など様々なテーマについて、星新一の持論が述べられている。 星新一は、海外漫画収集が趣味だったそうだが、作品から溢れ出るウィットな感じは、海外漫画が少なからず影響しているんだろうなと感じた。 本書の文体がすごく好きだ。気に入った言...
ウィットに富んだエッセイ。 日常生活や環境問題、宇宙など様々なテーマについて、星新一の持論が述べられている。 星新一は、海外漫画収集が趣味だったそうだが、作品から溢れ出るウィットな感じは、海外漫画が少なからず影響しているんだろうなと感じた。 本書の文体がすごく好きだ。気に入った言い回しが多くて、マーカーでたくさん塗りつぶした。文体が自分に染み込むまで何度も読みたい。
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いつものショートショートだと思って中身もろくに見ずに買い、読んでみるといつもと違くて何かと思えばエッセイ集だった笑。それにそもそもエッセイ集を読んだのは初めてだった。いつもなら本の内容や物語を通して著者の考え方とかを感じているけどエッセイだからこそ星新一の考え方や生き方がガツンと...
いつものショートショートだと思って中身もろくに見ずに買い、読んでみるといつもと違くて何かと思えばエッセイ集だった笑。それにそもそもエッセイ集を読んだのは初めてだった。いつもなら本の内容や物語を通して著者の考え方とかを感じているけどエッセイだからこそ星新一の考え方や生き方がガツンと感じられたと思う。やはり自他ともに認めるアマノジャクでひねくれてるとも考えられるけどひねくれた自分にはすごくしっくりきて共感や奇想天外な発想に驚いたりいろいろなことを感じられた。印象的だったのは「笑顔とうやむや」「一日コンピューターマン」「バックミラー」「公害・十年後の東京」「SFの視点」で、フレーズとしては「コンピューターが処理を早めることで人類の寿命を早める」、「規格化された情報が規格化された思考回路を通り抜ける」などすごくはっとさせられた。
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著者がSF作家として脂が乗っていた昭和40年代前半に書いたエッセーをまとめたもの。 時事ネタを扱わない人だった、ということはあるにせよ、今になっても全く着眼点が古びていないことは驚き。未来予測も含んでいるのですが、それが当たっていたらいたで驚きだし、そうなっていなければ「どうし...
著者がSF作家として脂が乗っていた昭和40年代前半に書いたエッセーをまとめたもの。 時事ネタを扱わない人だった、ということはあるにせよ、今になっても全く着眼点が古びていないことは驚き。未来予測も含んでいるのですが、それが当たっていたらいたで驚きだし、そうなっていなければ「どうしてそうならなかったのか?」と考える楽しみがある。 特に興味深かったのは「ティーチングマシーン」についての考察。「ティーチングマシーン=Google先生」だと思って読んでみると…割と予想を外してる。それがなぜなのか?それを踏まえて、学校ってどうあるべきなのか?そんなことを考えさせられた。 星新一という人がどんな考え方をしていたのか?星新一の作品に期待した人は、そんな彼や彼の作品のどこを好いていたのか?いろんなことを考えさせてくれた一冊でした。
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