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新島八重の茶事記
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新島八重の茶事記

筒井紘一【著】

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新島八重の茶事記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2013/01/04
JAN 9784093882811

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商品レビュー

5

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2022/02/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

新島八重は人の何倍も人生を楽しんでいたようである。 豪傑と言われた彼女も茶道の魅力にはまり、晩年は茶道具をたくさん購入したり、周りの人が茶道を楽しませるためにいろいろな形で援助したのが印象的だった。 帛紗を腰につけた状態で扇子をもって写真を撮っていたのだがあの時代はこの作法は間違いではなかったのだろうか?

Posted by ブクログ

2013/02/27

<襄亡き後の八重の人生を長きに渡って支えたもの> 2013年大河ドラマの主人公は新島八重である。 この比較的知られていなかった人物は、会津に生まれ、戊辰戦争では鉄砲を手戦いに臨み、その後、京都に移り住んだ後、新島襄と結婚、襄が同志社を創設するにあたって妻として助力した女性である...

<襄亡き後の八重の人生を長きに渡って支えたもの> 2013年大河ドラマの主人公は新島八重である。 この比較的知られていなかった人物は、会津に生まれ、戊辰戦争では鉄砲を手戦いに臨み、その後、京都に移り住んだ後、新島襄と結婚、襄が同志社を創設するにあたって妻として助力した女性である。 ひと言で紹介すれば、同志社創設者の妻、であろうか。 大河ドラマでは、この後、襄との日々に重点が置かれるのかもしれないが、彼らの結婚生活は14年とさほど長くはなかった。八重46歳の年に、襄が心臓病のために亡くなるからである。しかし残された八重は88年の生涯を送る。 故郷会津を遠く離れた京都で、夫亡き後、八重はどのように過ごしたのか。 篤志看護婦としても活躍したのだが、八重にとって大きな心の支えとなったのは茶道だったという。 元々、小堀遠州に連なる流派の心得は多少あったようだが、50歳の年に裏千家に入門した後、破格の速さで許状を取得する。当時、経済的に困窮していた家元を助け、教室を開いて生徒を導き、学校茶道の普及にも力を尽くし、襄と過ごした洋風の自宅にはめ込み式の茶室を造り、しばしば茶会を催し、また茶友の茶会にも出掛けた。 本書はそうした八重と茶道のつながりを解説し、ゆかりの品々を写真で紹介している。 前半では、茶道に出会うまでの人生もコンパクトに解説されているので、大河ドラマの予習本ともなっている。 八重が残した几帳面な稽古日記を見ると、いかに熱心に稽古に打ち込んでいたかが窺える。 茶友たちにはその体型から「肥満刀自」と呼ばれていたりしたようである。 おおらかで向上心があり温かい人柄であったことが忍ばれる。 どんなお点前だったのか、もう見ることは叶わないが、武道にも長けていた人だけに、骨太で鷹揚な雰囲気だっただろうか。 お茶の先生は老齢でも矍鑠としている人が多い、なんて話をそういえば聞いたことがある。いろいろな人に会い、話をし、手を動かす機会が多いわけだから、そういう傾向はあるかもしれないなと思う。 八重は亡くなる前日まで、茶会に出掛けていたのだという。 ドラマの八重がどのような生涯を送るのか、楽しみに見ていきたい。 *著者は茶道研究者。NHK教育の茶道番組にも解説で出演することがある。 *新島旧邸は予約の上、見学可。これは一度行ってみよう。 *八重のゆかりで、福島と京都の高校の茶道部員たちが交流したりもしている。 http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20121214000080 京と福島、八重つなぐ(京都新聞)

Posted by ブクログ

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