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儀礼としての消費 財と消費の経済人類学 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/12/12 |
JAN | 9784062921459 |
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儀礼としての消費
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儀礼としての消費
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『汚穢と禁忌』のメアリー・ダグラスが、経済学を勉強し「消費」の人類学に挑んだ本。 「財は社会関係を作り出し、維持するものでもある。」(P95) 「人間が財を必要とするのは、他の人々とコミュニケートするためであり、自分のまわりで起きていることに意味を付与するためである。」(P148...
『汚穢と禁忌』のメアリー・ダグラスが、経済学を勉強し「消費」の人類学に挑んだ本。 「財は社会関係を作り出し、維持するものでもある。」(P95) 「人間が財を必要とするのは、他の人々とコミュニケートするためであり、自分のまわりで起きていることに意味を付与するためである。」(P148) このような中心思想をもとに、経済学的分析と人類学的知識が次々と展開されてゆく。 非常に面白く、興味深い本ではあるが、どうやら、経済学をよく知っていないと完全には理解できないようだ。私は過去に経済学の入門書のようなものを幾つか読んだが、結局その考え方に馴染めず、どうしても経済学は身につかなかった。この本に出てくる表はよくわからなくて、私には難しかった。 文章自体難解でもあるが、基本的な考えには共感できる。ただ「財 goods」という概念はなんとなく物質的個体をイメージさせるが、こんにちではもっと消費の対象は抽象化・ソフト化・コンテンツ化しているので、あまりふさわしくないものになってきているような気がする。 ところでこの本はメアリー・ダグラスとバロン・イシャウッドの共著であるが、巻末の訳者解説などを読んでも、後者については全く触れられておらず、この経済学者がどんな経歴の人物なのか、どの程度メアリー・ダグラスに協力し執筆を分担したのか、さっぱりわからない。
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