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眠れなくなる宇宙のはなし 宝島SUGOI文庫
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商品詳細
内容紹介 | 宇宙を知りたい初心者にもオススメ! |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2012/12/06 |
JAN | 9784800202574 |
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眠れなくなる宇宙のはなし
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商品レビュー
3.8
24件のお客様レビュー
佐藤勝彦先生の本は読みやすくてすごく好き。主張も柔らかく好意的に読める。なにより、難解な宇宙の話をわかりやすく噛み砕いて書いてくれているので、すごくわかった気にさせてくれ、宇宙への興味関心をさらに引き起こしてくれる。 フレーズ この宇宙で最も理解不能なこと、それはこの宇宙が...
佐藤勝彦先生の本は読みやすくてすごく好き。主張も柔らかく好意的に読める。なにより、難解な宇宙の話をわかりやすく噛み砕いて書いてくれているので、すごくわかった気にさせてくれ、宇宙への興味関心をさらに引き起こしてくれる。 フレーズ この宇宙で最も理解不能なこと、それはこの宇宙が理解可能であることだ(アインシュタイン) 西暦の年数が100で割り切れるが400では割り切れない年は閏年にしない。それにより誤差は3000年に1日にまで小さくなった。 現在のギリシャの正式名称はヘレニック共和国であり、ギリシャは通称。 ルターの主張に賛成した人々が作った新たな宗派がプロテスタント。 ニュートンは生来気難しく成果を発表していなかった。ハレーはニュートンを説得して本の出版費用まで提供。これがプリンキピア。ニュートンが万有引力の発根者として評価されるのはハレーの協力があったから。 スペクトルのなかの吸収線の波長を調べてそれが私たちが知っている元素のものと一致していればその光は波長が変化していない。一律に長くなったり短くなっていれば、ドップラー効果を受けていると判断できる。 一つの銀河団に属する銀河同士では重力の強さが宇宙膨張をまだ上回っている。銀河団同士だと宇宙膨張の方が強い。銀河団同士はハッブルの法則に従って遠ざかるが、同じ銀河に属していると遠ざからない理由はこれ。 宇宙は過去に遡るほど小さくなり、生まれた直後は素粒子よりも小さい。最初の宇宙を扱うためにはミクロの世界を扱う量子論が不可欠。宇宙の始まりを研究することは相対論と量子論を融合した量子重力理論を研究することである。 ある時突然宇宙はトンネル効果によって極小の大きさを持った存在としてポッと現れることができた。
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紀元前から現在に至るまで、天体や宇宙を見上げてきた人たちの話。天に対峙する人類の英知やロマンチックな星の一生、不思議な宇宙について広く知ることのできる本。 「神が宇宙を創造した」という神話的な宇宙観の時代から、「人間の本質」である「合理的」な宇宙観への変化。「天動説」から「地動...
紀元前から現在に至るまで、天体や宇宙を見上げてきた人たちの話。天に対峙する人類の英知やロマンチックな星の一生、不思議な宇宙について広く知ることのできる本。 「神が宇宙を創造した」という神話的な宇宙観の時代から、「人間の本質」である「合理的」な宇宙観への変化。「天動説」から「地動説」への転換。さらに望遠鏡の発達による「銀河宇宙」の観測。そして「ビッグバン宇宙論」が登場し、新たな謎を解き明かすさらなる「革新的宇宙論」へ…という、宇宙をめぐる壮大な歴史のあらましをわかりやすく紹介する内容。 時代が進むにつれ、天動説から地動説への大転換のようなものは起きなくなっていき、今現在主流とされている理論を少しずつ改良していく流れとなっているところに、科学の発展を感じた。 ビッグバン宇宙論が登場してきたときに、アインシュタインがそれを正しいものとしないために事実を捻じ曲げて自分の論を発表したというエピソードには驚いたが、「これが正しくなくてはいけない」という固い想いの下に事実(と思われること)をゆがめてしまう経験は、規模は違えどきっと誰にでも起こり得ると思う。「あのアインシュタインですら…」と、アインシュタインの人間らしいエピソードにほんの少しだけ親近感を覚えた。 「ひょっとしたらこうではないか」と仮定して、実証していく。資料を探し集め、何年にも渡って観測や実験を積み重ねていく学者さんや研究者の方々の、地道で途方もない努力によって、「人間はどこから来たのか」「宇宙の始まりとは何なのか」という巨大な謎が紐解かれていくのだなあと感動し、それをほんの少しでも知識を持って見つめていたいと思った。 特に面白かったのは「冥王星の降格騒動」と「星の一生を想像する理論」の話。前者では発見者の出身地であるアメリカで降格に関して反対意見があちこちで上がり、"pluto"という語が「降格させる」という動詞の意味を持ち流行語大賞にまでなるというエピソードが紹介されていた。後者は星の最期について書かれていて、静かに消えていく星と超新星爆発を起こす華やかな星との両方に想いを馳せた。
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宇宙のはなしではあるが、人間の宇宙観の歴史について、ギリシャ、ローマ時代から紐解いていく内容。天動説から地動説にかわっていく中で、地球以外の惑星、衛星の扱いがやっかいだったようだ。
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