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赦す人
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/11/30 |
JAN | 9784104594030 |
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赦す人
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商品レビュー
4.1
19件のお客様レビュー
誰かが紙面で「大崎善生の作品はどれもいい、特に”赦す人”は誰にでも勧めたい一冊」のような記事を読み、私も本著者が好きだが、本作は読んだこと無かったので、内容も確認せず読んでみる。 団鬼六氏の評伝じゃねーか、誰にでもオススメな物かね? とびっくりするが、興味があり読み進む。最初...
誰かが紙面で「大崎善生の作品はどれもいい、特に”赦す人”は誰にでも勧めたい一冊」のような記事を読み、私も本著者が好きだが、本作は読んだこと無かったので、内容も確認せず読んでみる。 団鬼六氏の評伝じゃねーか、誰にでもオススメな物かね? とびっくりするが、興味があり読み進む。最初は、どうしてだろう文章に入り込めない。対象者と思い入れが強すぎるのか、距離が近すぎるのか、著者自身の説明も多く、混乱してしまうなぁと思っていた。 だが途中からこれは団鬼六評伝と言うだけでなく、大崎善生氏の自伝なのだなと思い腑に落ちる。 中学校で英語を教えているのに、締切が近付くと、授業を自習にして、教壇でSM小説を書くくだりは流石に参った。 団鬼六氏が透析を受けるくらいなら死を受け入れると言っていて、私と同じだなと思ったが、意見を変え透析を受け、それに慣れると、「受けて良かった」と言っていたので、私もまあその時にならないとわからないが、もう少し頭を柔らかくして考えても良いかなと思った。 【読みたくなってしまった本】 不貞の季節 花と蛇 真剣師 小池
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団鬼六の伝記。年末から読み進めたがやっと読了。団鬼六としてやっていくことを決断したところは、仕事を選択するという事がどういうものなのかを指し示すようであり、道に迷うものとしては突き刺さるものがあった。周囲から求められること、仕事に貴賤がないとはつまるところ、求められるからあるのだ...
団鬼六の伝記。年末から読み進めたがやっと読了。団鬼六としてやっていくことを決断したところは、仕事を選択するという事がどういうものなのかを指し示すようであり、道に迷うものとしては突き刺さるものがあった。周囲から求められること、仕事に貴賤がないとはつまるところ、求められるからあるのだなと思い、その求めにただ応じるということの潔さみたいなものは純粋にいいなと思う。徹底的に遊んで、最後、悟れないということを悟るあたり、鬼六らしくてしびれる。破滅的に全てを受け入れる、一言で言うと、大きな男である。団鬼六の本は読んだことが無いが、とりあえず、花と蛇あたり読んでみることにする。
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『花と蛇』の著者として有名な団鬼六さんの一生を描いたノンフィクション作品『赦す人』を読了。確かに豪快な人ではあるが赦す人と言うタイトルは悼む人のタイトルを波パクった感じがあり団鬼六さんに失礼な気もした。まあそれはわて置き、生い立ちから死のときまでほんとうに快楽主義というか本当に生...
『花と蛇』の著者として有名な団鬼六さんの一生を描いたノンフィクション作品『赦す人』を読了。確かに豪快な人ではあるが赦す人と言うタイトルは悼む人のタイトルを波パクった感じがあり団鬼六さんに失礼な気もした。まあそれはわて置き、生い立ちから死のときまでほんとうに快楽主義というか本当に生ききった人だ。将棋の世界に使った無駄金などなど普通にしていれば成功者なのだが、いろいろな人と関わるうちに人生のいろんな場面で博打をうってします。そして最後には死は夜逃げだなといって冗談をいいながら死んでいった団鬼六氏。凄すぎる人です。一読の価値あり。
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