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平壌6月9日高等中学校・軽音楽部 北朝鮮ロック・プロジェクト
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル/集英社 |
| 発売年月日 | 2012/11/24 |
| JAN | 9784797672404 |
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平壌6月9日高等中学校・軽音楽部
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
中国在住の著者が北朝鮮の高等中学校にロック魂の伝道に行った。 彼女たちのりきりょうと楽器にあう様作曲し、数日で演奏を録音する。こんなことを何年にも渡り、何回もくりかえしていた。 これは類まれな草の根の交流の記録である。 自分を信じて行動するファンキー末吉がかっこいい。
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著者である爆風スランプのドラマーファンキー末吉氏のことは、二井原実らと結成したバンドXYZ→Aのメンバーで割とメタルに近い人なのかな、くらいの認識だった。その彼がなんと北朝鮮に行って子供らにロックを教えるのだという。しかもずいぶん前から中国に住んでいると知り驚きの連続。タイトルに...
著者である爆風スランプのドラマーファンキー末吉氏のことは、二井原実らと結成したバンドXYZ→Aのメンバーで割とメタルに近い人なのかな、くらいの認識だった。その彼がなんと北朝鮮に行って子供らにロックを教えるのだという。しかもずいぶん前から中国に住んでいると知り驚きの連続。タイトルにある6月9日高等中学校というのは金日成が6月9日に建てろと命じた…というそれだけの話だけど日本語的にはロックな校名だ。北朝鮮にすんなりと入れたのは同行した荒巻氏のおかげなのだが、その彼の北朝鮮への熱意やコネクションには驚かされる。国交のない国で民間人が活躍している事実に、ほとんどの日本人は驚くだろう。著者は中国に住み現地のロックミュージシャンに影響を与えてきたそうだ。その話もぜひ読んでみたい。さて北朝鮮である。先入観がことごとく覆されていく。コミュニケーションを通じて子供達の笑う姿、泣く様子がリアルに伝わってくる。彼らも感情を持って生きているのだという当たり前のことが、北朝鮮にだけは当てはまらないと思い込んでいたが「これもまた事実なのだ」と著者は繰り返す。政治犯収容所に20万人がいるとも言われている北朝鮮にも普通に学校に通い、楽しく楽器を演奏する子供達がいるのだ。少なくとも著者が触れ合った人たちはそうだった。こうした活動をプロパガンダと思われることを承知の上で、音楽による民間交流を決断した情熱にはただただ脱帽。現地の学校にある楽器はギター弦が3本しかなかったりドラムもペラペラ。訪朝のたびに少しずつ直し、最後にはオリジナル曲のレコーディングまでやってしまう。ファンキー氏のホームページでその音源を聴くことができるが、いつか体制が変わり映像も観られる日がきて欲しい。まさに北朝鮮版スクールオブロック。2008年に金正日死亡論を自身の信頼できる情報筋からの情報だと、絶対的な自信を持って説いた重村某にはファンキー末吉氏の爪の垢を飲ませてやりたい。
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特に意識したワケではないのだが、蓮池薫さんの著書に引き続き、偶然2冊続けて北朝鮮関連の本を読む。 北朝鮮と聞いて思い浮かべるイメージといえば、まず拉致問題、次にミサイル問題、それと洗脳された国民とか、どうしても国際社会から孤立する非情な独裁国家、みたいなマイナスイメージが先行し...
特に意識したワケではないのだが、蓮池薫さんの著書に引き続き、偶然2冊続けて北朝鮮関連の本を読む。 北朝鮮と聞いて思い浮かべるイメージといえば、まず拉致問題、次にミサイル問題、それと洗脳された国民とか、どうしても国際社会から孤立する非情な独裁国家、みたいなマイナスイメージが先行してしまう。ていうか、正直マイナスイメージしか浮かんでこない。 が しかし、本書の著者で元爆風スランプのドラマーであるファンキー末吉氏と、北朝鮮の高等中学高とのロックを通じた交流の様子を読んでいると、そこに暮らしている人々は我々日本人となんら変わらず、あったかい血が流れる同じ人間なんだなと思った。まあ確かに思想教育による偏重的思考は否めないが、残念なことに偏重では日本のマスコミも負けていないのだ。 本書にはニュースや討論番組ではあまり語られる事のない、素の北朝鮮国民の姿が描かれている。 難しいフレーズにキャーキャーと大騒ぎしたり、厳しい統制の中でもファッションを楽しむ女子学生たち。日本人スタッフと力を合わせ、彼女たちを全力で支える生徒想いの先生方。しまいには外国人を監視するはずの案内人や運転手までが協力し、「北朝鮮史上初のロックバンド」を成功させるために奔走する姿には、思わず泣かされてしまった。 ファンキー末吉氏のホームページで音源が公開されているので、機会があればぜひ聞いていただきたい。インスト曲「豊年の春」のグルーヴ感には鳥肌が立った。 きっと我が国と北朝鮮の間には、クリアにしなければならない政治的問題が山ほどあるのだろう。おそらく残念ながら、その解決には相当な労力と時間、そして何より歩み寄りが必要なワケで、ものすごい世論の嵐が吹き荒れるのは必至である。 しかし環境問題と同じで、悪しき過去は出来るだけ清算し、キレイな姿で次の世代に引き継ぐ事こそ、我々世代がなすべき大きな宿題ではないかと思う。 拉致問題を考えると、すべてを許す事など出来ないのかもしれない。 でも、せめて両国民が自由に行き来し、互いに笑い合える日が来ることを心より願う。
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