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櫂(全) ちくま文庫

宮尾登美子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1985/12/01
JAN 9784480020178

櫂(全)

¥385

商品レビュー

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2024/04/19

再読。夫の不貞にも耐え妾腹の子を育てあげさえした喜和が、最終的に一方的に離縁される理不尽、同時代の女性たちの法的な弱さは言うまでもない。 しかしさらに印象的だったのは、離縁前は経済的に豊かな家の本妻であった喜和が、それでも大病で入院するまで炊き立てのご飯を食べたことがなかったとい...

再読。夫の不貞にも耐え妾腹の子を育てあげさえした喜和が、最終的に一方的に離縁される理不尽、同時代の女性たちの法的な弱さは言うまでもない。 しかしさらに印象的だったのは、離縁前は経済的に豊かな家の本妻であった喜和が、それでも大病で入院するまで炊き立てのご飯を食べたことがなかったという描写である。女主人などとはいっても、炊事の差配に追われ、家の食客(これも男)たちよりも食事の順番は後で、口にするのは冷えた飯になるということ。 しんっっそこ無理。耐えられない。地獄すぎ。ありえない。生きる意味とは?こんな思いをしてきた全ての女性たちの周りの男たちを全員爆殺してやりたい。

Posted by ブクログ

2016/09/01

「藏」が思いの外面白かったので読む。最近ようやくこのての本を読んで面白さを感じられるようになった。 この作品は作者の半生を知っているとなお面白くなる。店名や人物名でおや、と思うところがある。是非とも作者のことを調べてから読んでほしい。 自伝的な小説だと紹介では書かれるが、解説にあ...

「藏」が思いの外面白かったので読む。最近ようやくこのての本を読んで面白さを感じられるようになった。 この作品は作者の半生を知っているとなお面白くなる。店名や人物名でおや、と思うところがある。是非とも作者のことを調べてから読んでほしい。 自伝的な小説だと紹介では書かれるが、解説にある通りフィクションとして読むこともできる面白さがある。名作というよりも秀作といえる構成の上手さに驚く。 是非とも一読を。

Posted by ブクログ

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