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発電所のねむるまち
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | あかね書房 |
発売年月日 | 2012/11/07 |
JAN | 9784251073044 |
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商品レビュー
3.3
13件のお客様レビュー
テーマになっているのは発電所ですが、ダムの建設など、他の事柄も当てはめることができるかもしれませんね。あなたは、何を思い浮かべますか?
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どこかのブックガイドから。絵本というと語弊があるかもだけど、挿絵が結構大きなウエイトを占めることもあり、そこに分類。やっぱり原発は『やれやれ…』だよな、と。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イギリス、ブラッドウェルには1962年から2002年まで稼働していた原子力発電所があった。その原発が建てられる際には、一人の婦人が、亡き夫とのの家も、思い出も、すべてが奪われた。もちろん、その類い稀な豊かな生態系を持つ湿地、美しい自然と生物のすべても、住処を追われた。 その50年前の思い出の故郷に、マイケル少年(今は大人)が戻っていくと、稼働を止め、閉鎖された原発は、残留放射能を封印するためにコンクリートで全体を覆われ、少なくとも200年はそのままにしておく予定だという。 美しい故郷、自然の湿地と人々の暮らしを奪って、建てられたものは何だったのか? いったい、求めたものは何だったのか? 「数年分の電力のためにだ。そんなもんはとうのむかしにつかいきって、なくなっちまった。発展の代償だと、連中はそういうだろうよ。だがオレにいわせれば、大はじだね」 昔、暮らしていた人々は、みんないなくなっている。原発に賛成した人々も、すべて。 何が得られて、何を失ったのだろう。 福島第一原発での事故を経験した今の日本では、さらに考えることが多い気がする。 やわらかい色調の優しいイラストが表紙で、中にも見開きイラストなどが多く、子どもも手に取りやすく、読みやすいのではないだろうか。
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