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誰がこの国を壊すのか 人類はメディアによって滅ぶかもしれない
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ビジネス社 |
発売年月日 | 2012/11/08 |
JAN | 9784828416861 |
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
すごく良かった。特に上杉隆さんの「多様性を守る」という主張にはビビッとくるものがあった。ジャーナリズムは権力批判的であるべきだし、失敗したら謝って検証すればいい。そしてその過程を示せばいい。結果的に、それがジャーナリズムの透明さと多様性を守ることにつながる。 森達也さんのオウム取...
すごく良かった。特に上杉隆さんの「多様性を守る」という主張にはビビッとくるものがあった。ジャーナリズムは権力批判的であるべきだし、失敗したら謝って検証すればいい。そしてその過程を示せばいい。結果的に、それがジャーナリズムの透明さと多様性を守ることにつながる。 森達也さんのオウム取材の話も、実際に信者の暮らしに触れることで上っ面を撫でるだけのにわかジャーナリズムと一線を画す。当事者に接しない高みからジャーナリズムを名乗ることはできない。一読して、そんなことを考えた。
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タイトルに対する答えは「はい、メディアです。」だろう。即答だ。震災以降、というか、あの大規模災害ですら変化するきっかけにならぬほど大メディア様は相変わらずだ。無謬主義・責任追及体質・偏向的…挙げたらキリがない。いろいろときな臭い法案や法律が成立しそうな昨今への警鐘(っていうとベタ...
タイトルに対する答えは「はい、メディアです。」だろう。即答だ。震災以降、というか、あの大規模災害ですら変化するきっかけにならぬほど大メディア様は相変わらずだ。無謬主義・責任追及体質・偏向的…挙げたらキリがない。いろいろときな臭い法案や法律が成立しそうな昨今への警鐘(っていうとベタか)として読んだら良いのかも。 知らぬ権利っつーのも必要じゃないかと思い始めてる。
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3.11当時にTwitterで有名になった上杉氏と、オウム真理教のドキュメンタリーで有名になった森達也氏の対談本 現在の日本は、メディアとジャーナリズムの境界が曖昧であるという主張とその分析を、過去のオウム真理教についての報道や原発事故、小沢一郎氏の報道などを例にとり行われてい...
3.11当時にTwitterで有名になった上杉氏と、オウム真理教のドキュメンタリーで有名になった森達也氏の対談本 現在の日本は、メディアとジャーナリズムの境界が曖昧であるという主張とその分析を、過去のオウム真理教についての報道や原発事故、小沢一郎氏の報道などを例にとり行われている。後半ではジャーナリズム論はもちろん、森氏から、上杉氏のTwitter自体が"メディア"化しているのでは?という指摘に対して、上杉氏本人の戦略的狙いの話など非常に興味深い。 あとがきで上杉氏が「なんと知的に愉快な空間だったのだろう」と評した対談であるが、そう評するのがよくわかる非常に面白く感じた一冊である。 個人的にはニュースステーションからメディアがエンターテイメント化した。ということの功罪の話や、日本と違ってアメリカのニューヨークタイムズなどでは、署名が大きくミスがあればその分析を深く深くするという事。アメリカはミスに寛容で嘘に厳しいが、日本はその逆である。という対比はとても印象に残った。 もちろん話全てを鵜呑みにすることはまた危険ではあるが、態度としてのジャーナリズムの理想についての話は、ただのメディアジャーナリズム論に留まらず、民主主義という政治や人との付き合い方など人としての根底としてのポリシーとしても参考にすべき中身だったと思う。
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