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授業成立の基礎技術 「教壇芸人」への道
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京学芸大学出版会/鍬谷書店 |
発売年月日 | 2012/10/01 |
JAN | 9784901665292 |
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授業成立の基礎技術
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3件のお客様レビュー
本書は、東京学芸大学の教授である筆者が、「学習指導論特講」という講義で配布する資料の骨子をまとめたものです。序論で『授業成立の基礎技術』の具体例を「児童・生徒が着席し、教科書とノートを机上に広げて、教師の話を傾聴するようになるまでに教師がすること」と述べているところから、一昔前...
本書は、東京学芸大学の教授である筆者が、「学習指導論特講」という講義で配布する資料の骨子をまとめたものです。序論で『授業成立の基礎技術』の具体例を「児童・生徒が着席し、教科書とノートを机上に広げて、教師の話を傾聴するようになるまでに教師がすること」と述べているところから、一昔前の教師主導スタイルが前提となっていることが分かります。ただ、最近は児童が自ら考えて活動することが増えているとはいえ、まだまだ教師からの知識伝達の場面は多く、人に話を聞いてもらう立場にある人にとっては有益な情報が多くありました。副題にある「教壇芸人」とは、教師の演劇的パフォーマーとしての側面を強調するための著者の造語だそうです。 2000年代に入ってからの青少年への意識調査で「先生に反抗するのは本人の自由」と考えている日本の高校生は51.4%(韓国11.4%、中国18.2%、米国30.1%)ということで、日本の教師がブラックと称される環境で働いていくためには、こうしたパフォーマンス技術も装備する必要があると感じました。「声で肩を叩くつもりで話す」「指示・発問を15秒以内(60~80字)で言い終わる」「優れたリズム(緩急)とメロディ(抑揚)を身に付ける」「非言語表現で雄弁に伝える」「静まらせたい時は、適切なタイミングで、望ましい音量で語りかける」「否定ではなく肯定で呼びかける」等のワークショップも紹介されており、読むだけではなく、訓練によって身に付けていくべきことが分かります。 【第1章授業成立の前提条件】 第1節 教師であることは、児童・生徒からのギフトである 第2節 鵜呑みにする主体性 【第2章 自己犠牲を待ち、促す仕掛け】 第1節 説得の原理的な限界 第2節 待ち方のあれこれ 第3節 「個人戦」の時代 【第3章 話し言葉の技術】 第1節 言葉を手渡す 第2節 言葉を惜しむ 第3節 サイレントの力 第4節 リズムとメロディ 第5節 息を合わせる 【第4章 集中を回復し、維持する技術】 第1節 キーワードは「フォーカス」 第2節 フォーカスが割れる、フォーカスに入る 第3節 授業のフォーカス 第4節 課題非従事行動とは「フォーカスが割れる」こと 第5節 一度手放してフォーカスをとる 第6節 共有できるフォーカスを作り出す 第7節 生きた教材の掘り起こし
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授業を成立させるための「声」「立ち居振る舞い」に重点を置いたユニークな本。演劇やってたので、理解しやすかった。
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とても参考になると思って、生協で購入したが、すぐに読めるような字の大きい、余白の多い、ページ数の少ない本だった。 教師の立場でなく、教育研究に携わるものとして読んだのだが、フォーカスという即興劇の概念を用いて授業中の課題非従事活動に対処するという枠組みは興味深かった。 ポライトネ...
とても参考になると思って、生協で購入したが、すぐに読めるような字の大きい、余白の多い、ページ数の少ない本だった。 教師の立場でなく、教育研究に携わるものとして読んだのだが、フォーカスという即興劇の概念を用いて授業中の課題非従事活動に対処するという枠組みは興味深かった。 ポライトネス理論を用いることも可能だと思うのだが、それに対する言及はなく、著者の研究でも触れられていなかった。 また課題非従事活動の発生の原因によって対処の仕方も異なってくると思うのだが、それについての言及はなかった。
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