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これでよろしくて? 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2012/10/23 |
| JAN | 9784122057036 |

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商品レビュー
3.8
111件のお客様レビュー
これは面白い! と思わず膝を打った。 専業主婦の菜月の、日々の様々なもやもやした思いがつづられる。 それは嫁姑問題を中心に、愛する夫との関係だったり、義妹などの親族のことだったり、昔の職場の同僚だったり。不思議なことに、そのどれもが共感できるような気がするのだ。 ただ、本作は2...
これは面白い! と思わず膝を打った。 専業主婦の菜月の、日々の様々なもやもやした思いがつづられる。 それは嫁姑問題を中心に、愛する夫との関係だったり、義妹などの親族のことだったり、昔の職場の同僚だったり。不思議なことに、そのどれもが共感できるような気がするのだ。 ただ、本作は2009年の作品。それ故か、「ツマがオットを立てる」描写が令和の現在の数倍は強いことの理解が必要かも。 そして、偶然参加することになる「これでよろしくて?同好会」も大変面白い。様々な年齢層の女性5人が集まって、特定の議題について自由に意見を述べる謎の会合だ。主に性や人間関係の話題が多く、それをあけすけに話す女性たちの会話が小気味いい。 この小説の面白いところは、菜月の視点で話がすぐに脱線すること。議題と関係のない妄想をしたり、唐突に思い出語りの独白が始まったり、突然時間軸が巻き戻ったり。 小説というよりも、生きている人間の思考を読んでいるみたいだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
川上弘美さん・・・(申し訳ないのですが)聞いたことはある・・くらいで、よく知らない作家さんでしたが、芥川賞を取ったこともある作家さんなのですね。 お義母さんとの言葉にできない感情のやりとり、お義母さんと義妹、お義母さんと義弟のお嫁さんとの関係を見る目など実に繊細。そればかりを考えているとおかしくなりそうだが、ちょっと年上の利害関係のないお姉さまたちに話を聞いてもらったり、いろんな事件を経ると関係が少しずつ変わっていくことに気づく。 わが身を振り返っても、昔けむたくて仕方なかった人たちも30年たつと亡くなったり、元気がなくなったり・・病気になるほど悩むことなんてなかったんだなと今にして思う。気づけば主人公を応援していた。私も同好会入りたいなー。
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【2025年39冊目】 専業主婦の菜月は、いつもの決まりきった買い物道で元彼の母親である土井母に出会う。「これでよろしくて? 同好会」なるものに誘われ、戸惑う菜月だったが、思い切って参加してみるとそこは年齢が様々な女の集まる語り場だった。 劇的なことが起こるわけではありません。...
【2025年39冊目】 専業主婦の菜月は、いつもの決まりきった買い物道で元彼の母親である土井母に出会う。「これでよろしくて? 同好会」なるものに誘われ、戸惑う菜月だったが、思い切って参加してみるとそこは年齢が様々な女の集まる語り場だった。 劇的なことが起こるわけではありません。殺人が起こるわけでもないし、不幸のどん底に叩き落とされるわけでもない。けれど、日々生活をする中で誰もが感じている感情の揺らめきを、見事に描き切っています。 夫との距離感、姑との距離感、義妹の他愛ない一言、相違する価値観、異なる習慣、他人と関わる上で「おや?」と思って、燻ってしまう感情。主人公の菜月の戸惑いを、同じように何でだろう?と思ったり「わかるわかる!」と共感しながら最後まで楽しく読めました。 川上弘美さんは、等身大の人物を描くのがすごく上手くて、登場人物全員が世界のどこかに間違いなくいるような気がしてきます。 いい本を読んだなぁと、不思議と穏やかな気持ちになりました。
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