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まだ「ファイナンス理論」を使いますか? MBA依存症が企業価値を壊す
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2012/09/26 |
JAN | 9784532318291 |
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まだ「ファイナンス理論」を使いますか?
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
自分への諫言として非常に良い本。財務の仕事をしているとどうしても、短期的なIR、株価、テクニカルな資金調達やなど考えてしまう。 そういった短期的ファイナンス思考に陥らないために、年1回読み直す。財務部長の必読書とする。 財務部門長のありかた - 今求められているのはCFOではな...
自分への諫言として非常に良い本。財務の仕事をしているとどうしても、短期的なIR、株価、テクニカルな資金調達やなど考えてしまう。 そういった短期的ファイナンス思考に陥らないために、年1回読み直す。財務部長の必読書とする。 財務部門長のありかた - 今求められているのはCFOではなく番頭。我々の成長に必要なお金を集めること。 - 財務と営業は表裏一体のもの(小倉昌男 経営学) - 資金調達は、保守性が最も大事。身の丈を超えたテクニカルな調達はせず、必要最低限と考えること。 - ファイナンス(調達と運用)など一般教養で良い。ファイナンス教養というのは一言で言えば「だまされないこと」だ。金融機関の提案を疑えるようになれ。この分野は知ったかぶりが一番危険である。わからないものはわからないとはっきり言うこと。わからないままに実行してはいけない。証券会社が株式市場を理解していると思うな。理解してたら億万長者。営業マンなんてやってない。株価が上がるとか下がるとか言い出したら話半分で聞け。 - 「資金調達に関しては、リターンを少し増やすより、ぐっすり寝られる方が良い」(ウォーレン・バフェット) - TOPに指示を考えさせた時点で重役失格である。事あるごとにお伺いを立てるのは、つまりビジョンを理解していない証拠だ。 例えば「来期100店舗出すぞ!」となった場合に急いで調達に動くのでは遅く、「この月次と競合環境から考えれば、来期は100店舗ぐらいの出店だな」と察知し、事前に調達の手筈を整えておくようでないと参謀は務まらない。それが財務担当と財務責任者との差だ。 - 「未来について、はかりしれない事が次々と出てくる。それを実行に移していくレールを敷くのが役目だ」(ホンダ 藤沢武夫)。 - 「何もないゼロの中から、どうあるべきかという問題を探すのが重役の役目で、日常業務を片付けるのは部長以下の仕事だ。」(ホンダ 藤沢武夫) - →日常業務を一生懸命こなしていると、仕事をしている感じになる。率先垂範は大事だが、過ぎてはいけない。 - 銀行との関係はとても重要である。財務は経営とシンクロしてお金を集める力の事、指示を受けてではない。 - 何をやるかを決めて、その資金を適切な時期に集めるのが財務の仕事。銀行や証券の「とりあえず調達できる環境なのでやっときましょう!」という口車に乗らない。金を集める事が先に出てはいけない。 - M&Aしない。投資枠も専門部隊も持たない。 - お金を使うときにはリターンを考えろ。ボランティアではない。 最も重要なステークホルダーは、キャッシュフローに影響する相手。したがって、顧客と従業員である。それ以外はフローに影響しない。 - 市場コンセンサス/アナリストレポートなど、証券会社の商売道具。 - チラシと同じで呼び込み、ビジネスが目的。売買を活性化させたい。 - 従って短期売買メインのヘッジファンドが集まってくる可能性 株主還元 - 株主還元、配当は目的ではなく結果! - 全体が30%だからそこに向かっていくという考えがおかしい。 - 株主還元は、目的ではなく結果。したがって配当性向の目標は強く打ち出さない。マーケティングツールとして使わないこと - この還元だけは先行してはいけない。還元の先に当社へのリターンは全く無い。外野である。 株価の変動と企業価値の変動は異なる 投資家は短期的だが、株式市場は短期的ではない
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コンサルティング、財務・IRを一通り実務経験した著者が、”会社が本当にやるべきこと”をシンプルに説明している。バフェットの言葉の引用も含め、納得感があり大変参考になった。会社の目的ってそもそもなんだったんだっけ?その目的達成の手段にファイナンスがどこまで役に立つのか、という考察と...
コンサルティング、財務・IRを一通り実務経験した著者が、”会社が本当にやるべきこと”をシンプルに説明している。バフェットの言葉の引用も含め、納得感があり大変参考になった。会社の目的ってそもそもなんだったんだっけ?その目的達成の手段にファイナンスがどこまで役に立つのか、という考察と問題提起。おもしろかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
私もビジネススクールでMBAを学び、ファイナンス理論を かじりました(習得した、と言えないレベルなのですが)ので、 非常に興味深く読みました。 メッセージは明確、「経営はキャッシュフローを増やす方法を考え ることが大事であり、ファイナンス理論に振り回されては駄目」 というもの。結構、納得感あります。私がちゃんと腹落ちレベルで 理解できていないからかもしれませんが、ファイナンス理論って 「理屈はなんとなくわかるけど、なんだかなあ」的なキモチが 勉強していた当時も少なからずありました。とはいえ、この本を 手にとり、内容がそれなりに理解できたのもファイナンス理論を 学んだからでして、こうしたロジカルな思考が不要とは思えません。 むしろ、ファイナンス理論を理解したうえで、それだけに 溺れることなく、現状把握力と判断力、事業を推進していく情熱 をもち、多面的な視点で経営していくことが大事なんでしょうねえ。
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