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まいなす PHP文芸文庫

太田忠司【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2012/09/19
JAN 9784569678856

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商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2021/06/04

那須舞。英語読みするとマイ・ナスは、飛魚中学の中学生である。ある日、特に仲の良いでもない茅香に、近くの「時渡りの祠」へ連れて行ってほしいと頼まれる。過去から未来へタイムスリップした人がいるという言い伝えの祠跡には、男子中学生が倒れていた…。 標的とする年齢層が中学から高校生くら...

那須舞。英語読みするとマイ・ナスは、飛魚中学の中学生である。ある日、特に仲の良いでもない茅香に、近くの「時渡りの祠」へ連れて行ってほしいと頼まれる。過去から未来へタイムスリップした人がいるという言い伝えの祠跡には、男子中学生が倒れていた…。 標的とする年齢層が中学から高校生くらいだろうか。言葉遣いも易しめで、あまり引っかかることもなく読める作品である。 厄介事に巻き込まれやすい舞、変な友人に頼み事をされたり、事件に巻き込まれたりと、偶然の部分は多いものの、主人公の気持ちは作中ずっとほとんど晴れない。だからといって、ウジウジと自問自答を続けるわけではなく、どんどん前に進んでいくスタイルは、中高生の読者にとっても、共感を得やすいであろう。 ただ、後半に舞が探偵のようなことをしはじめ、危険そうな方向にどんどん突き進んでいくのは、かなり不自然に感じた。息切れしてきたのだろうか。 話を文章に戻すが、あまりト書きや心情を描く部分は多くなく、会話で進んでいくため、非常に読みやすいと感じる。その辺りは自分で創作をしていても感じているところで、自然にストーリーが流れていく感触が良い。 終盤に、作者がこれ言いたかったのかな?という茅香のセリフが出てくるが、その辺りはちょっとやりすぎだったかとも思わなくもない。 同じ主人公で、別の作品を書いても面白いと思うが、伯父さんがいなくなると無理なんだろうかね。 若い人向け。読書感想文なんかにどう?

Posted by ブクログ

2019/12/31

取り敢えず、主人公の周囲が無神経な人間だらけで、読んでてイヤになってしまう。こんな失礼なヤツばかりちゃうぞ、中学生。

Posted by ブクログ

2014/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

太田忠司のジュブナイル系。 と言うか、今回はヤングアダルトとした方が良いか。 そう言えば、太田忠司ってこう言うの上手かったんだよなあと思い出させてくれる作品でした。 綺麗事やむず痒くなるような話も見え隠れすれど、それをさらりとかわしつつ、ちゃんと着地点に持っていくあたりは上手いなあと思いました。 もう少し擦れてない時期に出会いたかった作品でもありました。

Posted by ブクログ

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