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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/09/12 |
JAN | 9784480429834 |
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
絵本の作者としか知らず、なんとなくエッセイが読みたくなって買った1冊。 とんでもなく面白くて、なぜこの人のエッセイを今まで知らなかったのだろうと後悔した。 戦中、戦後、高度経済成長期を経ていくなかの記憶が、些細な1部なのだろうが佐野洋子さんが書くと一粒のちいさな宝石みたいに輝いている。いや、恐らく佐野さんは日常から宝石を発掘するのが上手い人なんだろうなと思う。 特に月の話が好きだ。人類が月へ行ったことへの憤り方も笑ってしまうほど面白いのだが、月は過去を思い出すものだ、というのに付随する彼女の月があった日々の記憶の数々はまるで同じ光景を見ているかのように染み入ってくる。 と思えば、最後の話ではなぜか延々と大便の話で、立派な便のときはそれで「あいうえお」を全て書こうとした話なんかもあり、なんでこんな面白い人を知らずに過ごしていたのか悔しくなるほどだった。後半のご病気のときの便については、あまりの状態に心配になるのだが、やけに詳細な描写に読んでる方も脱力するというか、笑いそうになりなんだか口がモニョモニョしてしまう。 他のエッセイも読みたくて、今からもう楽しみになっている。
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この前読んだエッセイが面白かったのでまた。 切り口の小気味良さ。 年齢と世代とのギャップは勿論感じながらも、それを文章にじゃんと表してくれているのが面白く、また有難い。 フラットさとユニークさは、嫌味がなくて気持ちいい。
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幼年・若い時の話面白く読めたけど、後半の老人の愚痴みたいなのはちょっとつまらなく感じる。 同世代であれば・または自分が歳を取ればまた感じ方も違うかも。 青い空、白い雲 黒いベスト コッペパンとマッコール 下町の子どもたち どけどけペンペン草 が面白かった。
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