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町の忘れもの ちくま新書975

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2012/09/07 |
JAN | 9784480066770 |
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町の忘れもの
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
なぎら健壱さんが東京中を歩き回って、昭和の香りのするものを写真に写し解説というかつぶやきを加えたもの。このつぶやきが見事に脱力していて、いかにも昭和だなあと思わしてくれる。えっ、まだこんなものが残っているなんてとおもうけど、ほとんど遺物と化しているようだ。現役の物はほんのわずか。...
なぎら健壱さんが東京中を歩き回って、昭和の香りのするものを写真に写し解説というかつぶやきを加えたもの。このつぶやきが見事に脱力していて、いかにも昭和だなあと思わしてくれる。えっ、まだこんなものが残っているなんてとおもうけど、ほとんど遺物と化しているようだ。現役の物はほんのわずか。降る雪や昭和は遠くなりにけりですね。 「貸本屋の看板」小さいころ確かに貸本屋で漫画を借りた覚えがある。大阪市にもあった。 「おみくじ機」食堂なんかにあったよなあ。 「経木」薄く削った木の皮。商店街で量り売りなんかで買うと、これで包んでくれたよなあ。 「コンクリートや木のごみ箱」ありましたありました。 「荒物屋」今もやってる店を知ってる。 「手水鉢」上から吊るして出すやつもあった。 「国旗」昔は祝日になれば結構立っていたけど。たまに見ることがある。 「岡持」自転車かカブに乗って片手で持って来ていたような気がする。危ないよな。 なんて写真が満載。もちろん写真は白黒。ノスタルジアに浸るひと時を約束してくれる。
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・忘れかけられたものの小さな記録。 ・なぎら健壱さんが中高生だったころぼくは小学生だったというくらいの年齢差はあるがある程度体験を共有していると思う。なので「ああ、そういえばこういうのあったなあ」とほとんどのモノを思い出すことはできた。 ・懐かしいがそれはぼくら世代にとっての懐か...
・忘れかけられたものの小さな記録。 ・なぎら健壱さんが中高生だったころぼくは小学生だったというくらいの年齢差はあるがある程度体験を共有していると思う。なので「ああ、そういえばこういうのあったなあ」とほとんどのモノを思い出すことはできた。 ・懐かしいがそれはぼくら世代にとっての懐かしさなのであって、それ以前の世代、以降の世代にとってはそれぞれの懐かしいモノがあるだろうから普遍とかこの時代が最良だったとかは言わない。とはいえやはり「あの頃が良かったかもなあ」という気分はどこかに残る。そんなもんですね。 ・写真は、特に上手いとか、いい写真だというようなのではなく何が写っているかが大事という感じ。
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忘れ去られる町を著者なぎら氏が切り撮ったノスタルジックな本。著者の話口調を思い浮かべながら読了。写真がすべてモノクロであることが良く、その写真を光が当たる正面から見るのではなく、斜に見るとコントラストが強くなって「タイムスリップしてその時代に行くとしたら、こんな景色に見えるんだろ...
忘れ去られる町を著者なぎら氏が切り撮ったノスタルジックな本。著者の話口調を思い浮かべながら読了。写真がすべてモノクロであることが良く、その写真を光が当たる正面から見るのではなく、斜に見るとコントラストが強くなって「タイムスリップしてその時代に行くとしたら、こんな景色に見えるんだろうな」なんて思ったりした。なぎら氏とは一回り以上歳が離れているのだが、妙に知っている物・事が多かった。
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