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ルルとミミ(文庫版) 小学館文庫
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ルルとミミ(文庫版) 小学館文庫

萩尾望都(著者)

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ルルとミミ(文庫版) 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2012/09/15
JAN 9784091913500

ルルとミミ(文庫版)

¥330

商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2021/10/04
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メモメモ. φ(・ω・ )講談社「なかよし」でのデビューから、小学館「週刊少女コミック」への移行。 自分の母が小学校高学年なので、学校で回し読みしたりしていたんだろうかと想像。 個人的には初期からホラーに近い過酷さをはっきりと描いている路線の作品がやはり好き。 ■ルルとミミ 20p デビュー作にして双子というモチーフが! この原稿を持って状況した若き萩尾望都の姿を思う。 ■すてきな魔法 32p 男の子との関係を描くザ・少女漫画だが、ドタバタのキレ具合が面白い。 ■クールキャット 31p チェシャ猫を思わせる猫(しかも2匹の会話あり!)の表情。 ■爆発会社 32p 確か竹宮恵子の「少年の名はジルベール」でこんなタイトルの漫画があるなんてとインパクトがあった、と。 確かにその通りで、しかもタイトル回収のラストのコマ? も粋で、まるで古き良きアメリカ映画のようだ。 ■ポーチで少女が小犬と 12p★ 唐突に怖っ。 読者たる子供の地面そのものをエグって突き放す……個人的には「世にも奇妙な物語」の「ベルリンは存在しない」で怖くて眠れなくなった経験に匹敵するレベルの恐さ。 なんでも掲載誌は「COM」で、むしろ子供より少し上の読者や芸術性を認められての掲載だったのか。 ■モードリン 40p★ これもまた怖い……。 大人に*を**られる怖さをここまで直接に描くとは。 ■かたっぽのふるぐつ 32p いきなり公害という教育的・社会的題材……異色。 ただの教養モノに堕していないのは、第三次世界大戦を夢想する少年の独白ゆえだろう。 ■花嫁をひろった男 32p なんとオスカー登場……それも「11月のギムナジウム」「トーマの心臓」「訪問者」のオスカーに似た、一見いけ好かないが実は好ましいという造形まで同じで、まさしくプレ的。 まあこれもザ・少女漫画。 ■小夜の縫うゆかた 16p 「11月のギムナジウム」旧版で既読。 山田玲司の【漫画家による極限の漫画分析】れいとしょう#02『萩尾望都』特集(https://www.youtube.com/watch?v=C67_NanDsXo)で、きたがわ翔が絶賛していた。 ■ケネスおじさんとふたご 32p なんと萩尾望都が西部劇の時代を!……異色。 ■ごめんあそばせ! 50p グループサウンズに小柄な女の子エマ・ディズニーが加入して……という、今風にいえばサークル・クラッシャー。 デビュー当時のGSへのミーハーな興味や読者と年齢が近いがゆえの共感を想像して、意外と面白い。 まあ自分がたまたま沢田研二大好きなだけかもしれないが。 ■毛糸玉にじゃれないで 25p なかなかに時代性を感じる……。 作家をフェミニズム批評するなら外せない作品じゃなかろうか。 ◇エッセイ 今、それどころじゃないから:山岸凉子(まんが家) 3p

Posted by ブクログ

2021/09/11

初期の短編作品12編を収録しています。 表題作「ルルとミミ」の主人公である双子の少女ルルとミミのように、エネルギーに満ちあふれた女の子たちが元気に動く作品が印象にのこっています。とりわけ「ごめんあそばせ!」のエマ・ディズニーは、「キーロックス」のドラマー募集におうじて類まれな能...

初期の短編作品12編を収録しています。 表題作「ルルとミミ」の主人公である双子の少女ルルとミミのように、エネルギーに満ちあふれた女の子たちが元気に動く作品が印象にのこっています。とりわけ「ごめんあそばせ!」のエマ・ディズニーは、「キーロックス」のドラマー募集におうじて類まれな能力を見せつけながらも、気ままに多くのクラブをわたり歩いては、少年たちを翻弄しつづけます。「花嫁をひろった男」は、タイトルのとおりオスカーという青年が結婚式から失踪したキャンディという女性が倒れているのを発見する話ですが、天然のヒロインに男たちが振りまわされるラブ・コメディです。 「かたっぽのふるぐつ」は、公害問題をからめた社会派的な内容の作品です。1970年に発表されたもので、当時の時代背景を感じさせられます。

Posted by ブクログ

2016/03/09

表題の「ルルとミミ」や「爆発会社」のいかにもな少女漫画から「かたっぽのふるぐつ」みたいに過分に毒を孕んだブラックユーモアまで振り幅の大きな一冊。 絵柄や作風が以前読んだものと違ってたりして漫画家としての幅の広さに驚き。コテコテした少女漫画は今では新鮮だったり、サスペンスにコミカル...

表題の「ルルとミミ」や「爆発会社」のいかにもな少女漫画から「かたっぽのふるぐつ」みたいに過分に毒を孕んだブラックユーモアまで振り幅の大きな一冊。 絵柄や作風が以前読んだものと違ってたりして漫画家としての幅の広さに驚き。コテコテした少女漫画は今では新鮮だったり、サスペンスにコミカルタッチを交えた「花嫁を拾った男」、作者が得意とするSFと濃い。 「ごめんあそばせ」のキーロックスが「ルルとミミ」ではアレな大人になっているとは。後付けとはいえ面白い設定かな 。

Posted by ブクログ

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