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マルタの鷹 ハヤカワ・ミステリ文庫
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マルタの鷹 ハヤカワ・ミステリ文庫

ダシールハメット【著】, 小鷹信光【訳】

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マルタの鷹 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2012/09/10
JAN 9784150773076

マルタの鷹

¥550

商品レビュー

3.4

35件のお客様レビュー

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2026/07/12
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ハードボイルドの始祖 ハメットが描く探偵 サム・スペード登場。 強面探偵はどこへ向かうのか。 冒頭、サミュエル・スペードの描写から始まる。 顔にたくさんのV字が連なる 「見てくれのいい金髪の悪魔」だと。 このサム・スペードは ご存じの通り、ハードボイルド小説という ミステリジャンルにおいて、 もっとも有名な探偵の一人である。 作者のダシール・ハメットは あのアガサ・クリスティと ほぼ同年代を生きた。 英国で本格推理小説が 黄金期を迎えた 1920~1940年代。 アメリカでも 本格推理小説が書かれたが、 もう一つの潮流である ハードボイルド小説も生まれた。 「ブラック・マスク」誌をはじめ 血みどろのパルプマガジンが 多数発行され、その誌面で ハードボイルド小説が躍動した。 先陣を切ったのが、 ダシール・ハメットであり、 ハードボイルド探偵は このサム・スペードから 本格的に始まる。 作家・評論家・翻訳家の 小田光雄はこう語る。 ハードボイルドはアメリカでだけ生まれた。 それはS・フィッツジェラルド、 ヘミングウェイ、フォークナー、ドス・パソスなど 「失われた世代」の作家たちの継承者だと。 喪失感、虚無感、ニヒリズム。 ハードボイルド小説ではこうした内面を 当たり前のこととして前提される。 その中でサム・スペードは 英国で描かれる探偵とはまったく異なり、 事件の謎解きを披露することもなく、 行動し、暴力と対峙し、 多くの裏社会の人間と言葉をもって 対決し、事件の裏側に肉薄していく。 「マルタの鷹」は スペード&アーチャー探偵事務所に 1人の女性が依頼に訪れるところから動き出す。 そして、唐突に共同経営者の マイルズ・アーチャーが殺されるという ショッキングな展開。 さらにはスペードは このアーチャーの妻と 不倫関係にあったと語られる。 このため、警察は スペードを疑う。 物語は次々に新たな局面を告げる。 当初、ミス・ワンダリーと名乗った女性は 本名はブリジッド・オショーネシーであると明かし、 昨日の依頼は作り話だと告げる。 ジョエル・カイロという男も 事務所に現れ、スペードに銃を突きつける。 さらにスペードを尾行していた男を通じて キャスパー・ガットマンとも対決する。 遂にはこれらの人々が 「マルタの鷹」と呼ばれる 黒い鳥の彫像を 追い求めていることが明らかになる。 さまざまに錯綜する思惑。 スペードはその後も 事件の依頼女性 ブリジッド・オショーネシーと関係をもち、 さらには秘書のエフィ・ペリンとも 近しい距離で接する。 スペードは女性に関しては 倫理観をもたないようだ。 謎の人物たち、警察。 スペードはこれらの人々を相手にして 強面で対峙し、常に策士であろうとする。 さて、物語の行方は。 スペードは共同経営者である 探偵アーチャー殺しに どう決着をつけるのか。 ピンカートンでの探偵としての経験を生かした ハメットは、独特の探偵像を作り上げた。 独特の行動原理で動くスペードは、 女性と次々に関係し、 男たちを出し抜こうとする。 探偵の内面が語れらない描写。 行動のみが示す物語。 そこにはフロンティアスピリットを失い、 1929年10月24日「暗黒の金曜日」に始まる 世界大恐慌にあえぐアメリカが背景にある。 強面で策士でタフであり続ける探偵スペードは 時代が生んだアンチヒーローなのかもしれない。

Posted by ブクログ

2025/06/12

●2025年6月12日、グラビティの読書の星で紹介してる男性がいた。「ダシール・ハメットって何でこんなに本屋に置いてないんだろうな。正直、並の探偵小説と比較にならないくらい良いんだけどな。」

Posted by ブクログ

2025/01/28

映画で有名な第3長編▲女から依頼を受けたサム・スペード、希望どおりに男の跡をつけさせるも相棒は射殺、肝心の男も死体となって発見される▼東海岸のマンハッタン島では、ファイロやエラリーが衒学的な知識で活躍していた同じ頃…西海岸サンフランシスコでは、探偵は公職につかない警察のような世界...

映画で有名な第3長編▲女から依頼を受けたサム・スペード、希望どおりに男の跡をつけさせるも相棒は射殺、肝心の男も死体となって発見される▼東海岸のマンハッタン島では、ファイロやエラリーが衒学的な知識で活躍していた同じ頃…西海岸サンフランシスコでは、探偵は公職につかない警察のような世界感で、マッチョなハードボイルドが、演じられていた。なにしろ「マルタ島の聖ヨハネ騎士団」が浮世離れして聴こえる程にリアリズム溢れ…嗚呼アメリカ的な「なんだい、スウィートハート」と口八丁手八丁♪タフと言う言葉が分かる名作(1930年)

Posted by ブクログ

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