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マルタの鷹 ハヤカワ・ミステリ文庫
990円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2012/09/10 |
| JAN | 9784150773076 |
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マルタの鷹
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マルタの鷹
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商品レビュー
3.4
36件のお客様レビュー
人間模様とサム・スペードの魅力が交錯する物語。私立探偵のサム・スペードが、謎めいたマルタの鷹を巡る事件に巻き込まれ、敵味方が二転三転する中で、彼の周囲にいる女性たちとの関係が浮かび上がります。ストーリーはスピーディーで、推理要素よりもキャラクターの深みやハードボイルドな雰囲気に重きが置かれており、特に後半の展開が印象的です。サム・スペードの軽快さと人間的な側面が描かれ、読みやすさも兼ね備えた作品として、多くの読者を惹きつけています。全体を通じて、ただの謎解きに留まらない、深い人間ドラマが展開される点が魅力的です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
【あらすじ】 サンフランシスコの私立探偵サム・スペードの事務所に、ミス・ワンダリーと名乗る女性が現れる。彼女は、妹がフロイド・サーズビーという男に連れ去られたので、取り戻してほしいと依頼する。 スペードの相棒マイルズ・アーチャーがサーズビーを尾行することになるが、その夜、アーチ...
【あらすじ】 サンフランシスコの私立探偵サム・スペードの事務所に、ミス・ワンダリーと名乗る女性が現れる。彼女は、妹がフロイド・サーズビーという男に連れ去られたので、取り戻してほしいと依頼する。 スペードの相棒マイルズ・アーチャーがサーズビーを尾行することになるが、その夜、アーチャーは何者かに射殺される。さらにサーズビーも殺害され、スペードは二つの殺人事件に関係しているのではないかと警察から疑われることになる。 ところが、依頼人のミス・ワンダリーは、実はブリジッド・オショーネシーの偽名だった。彼女の話には嘘が多く、妹など最初から存在しなかった。スペードは彼女を信用しないまま、事件の真相を探り始める。 そんなスペードの前に、ジョエル・カイロという男が現れ、「黒い鷹」の像を探してほしいと多額の報酬を提示する。やがてスペードは、この像こそ事件の中心にあることを知るのだが……。 【感想】 主人公のサム・スペードは、誰も信用できない状況でも聞き役に徹し、あえて多くを語らない。話をはぐらかしながら相手に喋らせるその態度には、確固たる自信が感じられる。ドライでクールな振る舞いや物言いが、とにかくカッコいい。 女性を値踏みするような態度や、取れる金は取ろうとする現実主義、風刺の効いた皮肉など、決して好人物とはいえないのだが、それを含めて妙に清々しい。 中盤以降、『マルタの鷹』をめぐって欲にまみれた人々が繰り広げる争いは痛快。そして、すべてが決着したあと、スペードが何を得たのかを考えると、これぞハードボイルドというものを見せつけられた気がする。 ただ、ハードボイルドというジャンルの性質もありますが、多くの古典作品と同様、女性の描かれ方には現在の感覚からするとかなり厳しいものがある。その点は少し引っかかりましたね。
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ハードボイルドの始祖 ハメットが描く探偵 サム・スペード登場。 強面探偵はどこへ向かうのか。 冒頭、サミュエル・スペードの描写から始まる。 顔にたくさんのV字が連なる 「見てくれのいい金髪の悪魔」だと。 このサム・スペードは ご存じの通り、ハードボイルド小説という ミステリジャンルにおいて、 もっとも有名な探偵の一人である。 作者のダシール・ハメットは あのアガサ・クリスティと ほぼ同年代を生きた。 英国で本格推理小説が 黄金期を迎えた 1920~1940年代。 アメリカでも 本格推理小説が書かれたが、 もう一つの潮流である ハードボイルド小説も生まれた。 「ブラック・マスク」誌をはじめ 血みどろのパルプマガジンが 多数発行され、その誌面で ハードボイルド小説が躍動した。 先陣を切ったのが、 ダシール・ハメットであり、 ハードボイルド探偵は このサム・スペードから 本格的に始まる。 作家・評論家・翻訳家の 小田光雄はこう語る。 ハードボイルドはアメリカでだけ生まれた。 それはS・フィッツジェラルド、 ヘミングウェイ、フォークナー、ドス・パソスなど 「失われた世代」の作家たちの継承者だと。 喪失感、虚無感、ニヒリズム。 ハードボイルド小説ではこうした内面を 当たり前のこととして前提される。 その中でサム・スペードは 英国で描かれる探偵とはまったく異なり、 事件の謎解きを披露することもなく、 行動し、暴力と対峙し、 多くの裏社会の人間と言葉をもって 対決し、事件の裏側に肉薄していく。 「マルタの鷹」は スペード&アーチャー探偵事務所に 1人の女性が依頼に訪れるところから動き出す。 そして、唐突に共同経営者の マイルズ・アーチャーが殺されるという ショッキングな展開。 さらにはスペードは このアーチャーの妻と 不倫関係にあったと語られる。 このため、警察は スペードを疑う。 物語は次々に新たな局面を告げる。 当初、ミス・ワンダリーと名乗った女性は 本名はブリジッド・オショーネシーであると明かし、 昨日の依頼は作り話だと告げる。 ジョエル・カイロという男も 事務所に現れ、スペードに銃を突きつける。 さらにスペードを尾行していた男を通じて キャスパー・ガットマンとも対決する。 遂にはこれらの人々が 「マルタの鷹」と呼ばれる 黒い鳥の彫像を 追い求めていることが明らかになる。 さまざまに錯綜する思惑。 スペードはその後も 事件の依頼女性 ブリジッド・オショーネシーと関係をもち、 さらには秘書のエフィ・ペリンとも 近しい距離で接する。 スペードは女性に関しては 倫理観をもたないようだ。 謎の人物たち、警察。 スペードはこれらの人々を相手にして 強面で対峙し、常に策士であろうとする。 さて、物語の行方は。 スペードは共同経営者である 探偵アーチャー殺しに どう決着をつけるのか。 ピンカートンでの探偵としての経験を生かした ハメットは、独特の探偵像を作り上げた。 独特の行動原理で動くスペードは、 女性と次々に関係し、 男たちを出し抜こうとする。 探偵の内面が語れらない描写。 行動のみが示す物語。 そこにはフロンティアスピリットを失い、 1929年10月24日「暗黒の金曜日」に始まる 世界大恐慌にあえぐアメリカが背景にある。 強面で策士でタフであり続ける探偵スペードは 時代が生んだアンチヒーローなのかもしれない。
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●2025年6月12日、グラビティの読書の星で紹介してる男性がいた。「ダシール・ハメットって何でこんなに本屋に置いてないんだろうな。正直、並の探偵小説と比較にならないくらい良いんだけどな。」
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