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シフト 福音館の単行本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 2012/09/21 |
JAN | 9784834024852 |
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シフト
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商品レビュー
4.4
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
クリスは高校卒業記念に親友ウィンと2か月間アメリカ大陸横断自転車の旅にでる。が、途中で行方をくらましたウィンと会えないままクリスは新天地での生活(親元を離れた大学寮生活)に向かう。不安や希望を感じながらも、順応すべく今を夢中に生きている。 そんな中、ウィンの失踪に親が騒ぎだし、探すために再び同じ行程を辿る。 クリスは過去を振り返らざる得なくなり、憤りを感じる。その過去とは、きちんと向き合わずにそのままにしてしまったウィンとの関係。 そこから始まる旅の回想シーンは美しく輝かしいエピソードに溢れている。しかしその中に、その後起こる失踪をほのめかす場面、言葉があちこちに散りばめられていて、時折緊張が漂うのを感じる。 クリスはウィンとの友情を回想し、怒りと親愛との間で揺れる。クリスの気持ちの変化は、全体を通して丁寧に描かれているが、ウィンの気持ちは再会のシーンで一気に表現される。その言葉は痛々しいほどストレートだ。 人と人の関係は、ずっと同じ形で続くわけではない。再会しなければ、二人の関係はそのまま終わっていただろう。けれどもう一度向き合うことで新たな関係へとシフトした。今までのべったりな親友の関係ではなく、最後にクリスが言う言葉「いつもそこにいると思えるだけでじゅうぶんだ」という関係にシフトした。今の二人にとってより良い方向へ。 ウィンは心を休める場をみつけ、そこで自分自身と向き合い、親とも向き合うだけの力をつけるだろう。クリスもまた自分自身を見つけ、どこにいてもやっていける自信と自分への誇りを感じている。 少年たちが大きくシフトする時を切なく清々しく描いている。
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読後感がとても良かったです。 友だちや家族の事を考えさせられる作品でした。 清々しい気持ちになりました!
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YA小説ですが、おもしろっかた。 とてもすがすがしい気分にさせてくれる、心地よい作品。 大学進学前の夏休み、少年ウィンとクリスは、ウェストヴァージニアから、シアトルまでの自転車での横断旅行にでかける。 旅行も最後の数日間になって、クリスは、ウィンに置いてけぼりにされ、旅...
YA小説ですが、おもしろっかた。 とてもすがすがしい気分にさせてくれる、心地よい作品。 大学進学前の夏休み、少年ウィンとクリスは、ウェストヴァージニアから、シアトルまでの自転車での横断旅行にでかける。 旅行も最後の数日間になって、クリスは、ウィンに置いてけぼりにされ、旅はそれぞれで終了することになる。 その後、大学に入学した、クリスは、ウィンが家に戻らず、行方不明なことを知る。 ウィンの親は、ウィンの行方を探すために、クリスに執拗に迫る。 FBIの捜査官ウォードは、クリスの行く先々まで付いてくる。 ウィンの父は、大会社のCEO。 お金持ちなのだ。 挙句の果てには、クリスの父親の勤務する会社の買収まで話がすすむ。 ウィンはどこに消えたのか? なぜ消えたのか? 2人で旅した日々を思い起こしつつ、クリスはウィンのことを思い返していく。 読後感のよいこと! ほんと気持ちがさわやかに、気分良い。 YA小説と避けることなくどうぞ、読んでみてください。 クリスの父親、母親の魅力的なこと。 特別なことは何もないけれど。
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