ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで 文春文庫

福岡伸一【著】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2012/09/04
• JAN: 9784167844011

商品レビュー

2025/09/18

幼い頃の探究心とセンスオブワンダーを心に置き続けた生物学者さんが記したエッセイ。雑誌に掲載されていたものを文庫化したため、その時代に話題となったテーマと生物学的観点が織り混ざっていて、ぐいぐい引き込まれる一冊でした。何より驚いたのは自分の母校の教授だったということ。先生の講義とっておけば良かったなぁ、なんて10数年ぶりに学生のような気持ちになりました。

2025/02/27

ルリボシカミキリの青

虫少年だった著者のセンスオブワンダーだったルリボシカミキリ。
センスオブワンダーを切り口にした週刊文春に掲載されたエッセイ集です。
研究ネタ、科学ネタ、時事ネタ。多くに共通するのは、生命の動的平衡。
著者と同年代の竹蔵は、多くの共感を感じながら読ませてもらいました。
ちょっと偏ってるかなと思う論旨もありますが、なかなかユーモアのある文体と構成は理系の先生にはなかなか得難い才能だと思います。
願わくば、「生物と無生物のあいだ」のような科学読み物を期待してます。

竹蔵

2024/09/20

(2010/8/26)
生物と無生物の間に　や　動的均衡　など、名著を数多く書かれている福岡ハカセの最新著。
今回はなんだかお気楽だった。
週刊文春に連載中のコラムが元になっていると書かれていて納得。
今回は、福岡さんの著作を読んでいつも得られるような、新しい知識の獲得による感動がなかったもの。
なんだか飄々としててね。さすが週刊誌向け。
まあこれはこれでいいんじゃないでしょうか。