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毒の目覚め(下) 創元推理文庫
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毒の目覚め(下) 創元推理文庫

S.J.ボルトン【著】, 法村里絵【訳】

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毒の目覚め(下) 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2012/08/27
JAN 9784488207069

毒の目覚め(下)

¥220

商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2023/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サスペンスですね。思わせぶりな描写があるが(特に不良グループ!)真相には特に絡まない、「何だったんだあれ?」と言いたくなる。ま、それでも上下2冊を読ませたんだから褒めなきゃ損でしょう。

Posted by ブクログ

2022/09/04

イギリスの作家S・J・ボルトンの長篇ミステリ作品『毒の目覚め〈上〉〈下〉(原題:Awakening)』を読みました。 イギリスの作家の作品が続いています。 -----story------------- 〈上〉 蛇の毒で死んだ老人。 世界で最も危険な蛇の出現。 数々の事件は何者...

イギリスの作家S・J・ボルトンの長篇ミステリ作品『毒の目覚め〈上〉〈下〉(原題:Awakening)』を読みました。 イギリスの作家の作品が続いています。 -----story------------- 〈上〉 蛇の毒で死んだ老人。 世界で最も危険な蛇の出現。 数々の事件は何者かの策略なのか? 謎に挑む女性獣医の姿を圧巻の筆致で描き、MWA賞受賞に輝いた壮麗なゴシック・ミステリ! 〈下〉 老人たちはなぜ蛇の毒で殺されるのか。 村人が決して語らない50年前の教会の火事にまつわる「記憶」とは。 『三つの秘文字』の著者が放つ謎と言い知れぬ恐怖に彩られた傑作。  解説=穂井田直美 ----------------------- 2009年(平成21年)に発表されたS・J・ボルトンの長篇第2作にあたる作品です。 その夏、英国の小さな村では蛇が異常発生していた… 獣医のクララはある老人の死に疑問を感じる、、、 死因は蛇の毒だが、1匹に咬まれたにしては毒の濃度が高すぎるのだ… さらに近所の家で、世界で最も危険と言われる毒蛇を発見する。 数々の事件は、何者かの策略なのか? クララは言い知れぬ恐怖と謎に挑むことに……。 蛇をめぐる事件が村の静寂を破り、住人を脅かしていく。獣医であるクララは原因を調べはじめるが、たまたま知り合った老女、ヴァイオレット殺害の最有力容疑者として逮捕されてしまう… 全財産をクララに譲ると書かれた遺言状が残されていたのだ、、、 釈放された後、自分を窮地に陥れた犯人を懸命に追い続けるクララが辿り着いた驚愕の真相とは… 英国ミステリの旗手が贈る新たな傑作……。 英国の田舎の村で、蛇がらみの不可解な事件が頻発… そして、50年前に村を襲った厄災を知る老人たちが不審な死を遂げる、、、 怪しげなコテージや廃墟と化した教会などを舞台に描かれたクラシックな雰囲気を纏った英国ミステリでした… 幼少時に顔に負った傷のために内省的な性格となり、人付き合いが苦手なヒロイン・クララがとことん身体を張って、自らのトラウマと闘いながら変わっていくのも好印象でしたね。 終盤はパズルのピースがはまるように謎が解けていく展開が愉しめました、、、 特にクライマックスのクララと犯人との緊張感溢れる対決は一気読みでした… 50年前の事件に巻き込まれた、そして引き起こした人物が生きていたとはねー 

Posted by ブクログ

2021/03/10

イギリスの郊外を舞台にした(ゴシック)ミステリー小説。S・J・ボルトン著。 印象を一言で表すとしたら、「宗教と蛇にまつわるミステリー小説」という感じです。 主人公クララは人間嫌いの獣医で、他人と深く関わろうとしない人物ですが、とある出来事をきっかけに、蛇にまつわる事件に巻き込...

イギリスの郊外を舞台にした(ゴシック)ミステリー小説。S・J・ボルトン著。 印象を一言で表すとしたら、「宗教と蛇にまつわるミステリー小説」という感じです。 主人公クララは人間嫌いの獣医で、他人と深く関わろうとしない人物ですが、とある出来事をきっかけに、蛇にまつわる事件に巻き込まれてゆきます。 住民たちが殆ど顔見知りの小さな村で起こる不可解な出来事からも目が離せませんが、何より豊富に展開される蛇の知識と描写、そしてクララの人間性が物語に程よくスパイスとして散りばめられています。 ミステリーは純粋にミステリーとして楽しみたい私のような人間にとっては、クララの人間嫌いというのも悪くないと感じました(余計なロマンス描写がそれほど多くないため)。 クララは気むずかしい人間として他人の目には映るかもしれませんが、その実、読者にだけ明かされる彼女の独白によって、彼女が単に気むずかしい人物なのではなく、繊細で優しい心を持った人間なのだということが分かります。 しかしどんなにクララが潔白であって(それを読者がどんなに理解していて)も、やはり他人と殆ど関わりがないという状態は身の潔白を証明する手段に欠けており、現実的にはやはり厳しい選択を迫られることになるのだな、とこの本を読んでいて感じました。 (知り合いも友達も多い方がそういう意味では良いということですね) 特に、私がこの話の中で最も好きなシーンは、ヴァイオレットが眠ったふりをしたあとで、アリスの背中に語り掛けるところです。認知症と思しき老婆がふと物事の本質を語る、というシーンはとても印象的で、その後の展開を思うとやはりあの瞬間というのは貴重なひとときだったのだなと思わせられます。 この話とはすこし外れて余談ですが、私は『ハリー・ポッター』が好きで愛読しています。蛇を寮のシンボルとするスリザリンが何故、闇の魔術師を多く輩出しているのか、そのあたりについて、この本を読んで(このお話の中で述べられていることと)“共通項”とは言わないですが、インスパイアされた部分があるのではないか? と感じました。(イギリスの人々の蛇に対する認識は、宗教的、精神的意合いが強いのかな? ということです) 蛇の生態について専門家との協議がなされたうえで描写されている(あとがきに記載あり)ということもあって、よりリアルな世界観を愉しむことができましたし、もっと蛇にまつわる文化的側面、民俗学的な見解などについて調べてみたいとも思いました。

Posted by ブクログ

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