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組織の失敗学 中災防新書
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組織の失敗学 中災防新書

樋口晴彦【著】

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組織の失敗学 中災防新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央労働災害防止協会
発売年月日 2012/07/24
JAN 9784805914434

組織の失敗学

¥330

商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2023/06/01

組織は様々な人間で構成されかつ、組織ごとに存在意義も目標も異なる。社員数も会社の規模や社歴も異なるから、外見的には人が千差万別であるように会社もまたその数だけ形があると言える。その様な中でほぼ全てに共通しているものと言えば、必ず何の為に会社があるかという存在意義があり、存続を続け...

組織は様々な人間で構成されかつ、組織ごとに存在意義も目標も異なる。社員数も会社の規模や社歴も異なるから、外見的には人が千差万別であるように会社もまたその数だけ形があると言える。その様な中でほぼ全てに共通しているものと言えば、必ず何の為に会社があるかという存在意義があり、存続を続ける事がその企業にとって最大の目標の一つであるという事だ。まさか、無くして潰す事を組織の目的とする様な会社や経営者は居ないだろう(もし存在するとしたら、予め潰す事を前提に派遣されたスパイか何かだ)。とはいえ現代社会では意外にも簡単に会社は潰れてしまう。勿論経営者自身の能力不足はあるだろうが、それ自体は潰れたきっかけでしかなく、規模が大きな組織であれば根本的に会社が衰退するほどの問題を潜在的に抱えているものだ。顕在化すれば手遅れだし市場もそれを見逃さないだろう。 とは言え、潰れていない会社も持ち堪えている会社もそれこそ財務的に健全に見えてる会社でさえ、問題を全く抱えないでやって来れた組織は稀だろう。寧ろそうした何も起こらなかった会社ほどいざ何らかの外的なリスク(例えばライバル会社の攻勢や災害なども)を目の当たりにした際に脆い可能性がある。 会社が存続する為には、その様なリスクに強く、尚且つ内側に抱えるリスクを早期に回避・抑制・転嫁できる準備ができなければならない。 本書は過去に筆者が目の当たりにしてきた、失敗した組織と成功した組織を、実際の企業ヒアリングや公にされた事例などから分析し、組織の失敗学として著したものとなっている。そこには誰もが知っている失敗事例や、あまり馴染みのない小規模な会社の成功事例など、どれも会社に所属するビジネスパーソンにとっては思い当たる節がありとても理解しやすい。 やはり強い組織にする為にはトップの思想や哲学、実行力がモノを言う。トップが何を考えているか分からず、哲学もなくブレるようなら会社は必然的に危うい。本書を読み進める読者は自分たちのトップや組織自体を比較しながら多くの考察を得る事になる。 もし、あなたの会社のトップが優れた方であれば、組織の空気はよく(澱みなく)、社員のモチベーションが何らか高水準で維持され、不正につながる様な業務は複眼チェックされるようなルールがある事だろう。もしくは限りなく全社員が一定水準以上の良識ある人間で構成されていると思われる。社員が会社に尽くして末端まで経営を意識している会社は稀だと思うが、自社の売り上げや利益の規模を質問されても易々と答える事ができる。残念ながら、数字の桁もわからない様な部下がいるなら組織としてもアウト、さらに率いる能力が長けているとは言い難い。 ここで紹介されている企業の多くは、社員が意識せずとも良好な風土を築ける仕組みやシステムが揃っているし、勿論社外取締役をはじめとする外部の監査機能がしっかり働いていると感じる。筆者が言う通り、それらが社内特に経営トップとの繋がりや良好な関係を維持する事を目的にしてしまっているなら、その会社が衰退する可能性が大いにある。 社外公表数字の信頼性が高く、中立的な社外取締役の設置、経営トップのマインド、社員と経営を繋ぐ仕組み、これらが全て揃っている組織はそう多くないかもしれないが、どの程度揃っているかは失敗の少ない組織を探す一つの指標になるだろう。

Posted by ブクログ

2015/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

組織に要因のある失敗の事例が、ケーススタディとして数多く提示されている。具体的な話が多くどれも興味深いが、文字数が少ないのが残念。インデックスとして利用するのがよいかも。 安全ばかりを叫ぶと、組織文化が硬直化する。安全を高めつつ、成員を活性化するバランスが必要だろう。

Posted by ブクログ

2015/07/04

失敗をどう分析して次に活かすか、組織論、リーダー論など事例を元に解説。考えに考えた話ばかりで参考になる。

Posted by ブクログ

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