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怪異考/化物の進化 寺田寅彦随筆選集 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2012/08/23 |
| JAN | 9784122056848 |
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怪異考/化物の進化
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怪異考/化物の進化
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
怪奇な出来事を科学的な視点から考察するという本で着眼点やエピソードは面白かったのだが、何せ理系の人間ではなく物理学の知識もないため、分からない単語毎度辞書で調べなければならず、(一応後ろの頁に単語の意味などは書いてはいる)また調べても全てを理解するのは不可能だった。理系で自分より...
怪奇な出来事を科学的な視点から考察するという本で着眼点やエピソードは面白かったのだが、何せ理系の人間ではなく物理学の知識もないため、分からない単語毎度辞書で調べなければならず、(一応後ろの頁に単語の意味などは書いてはいる)また調べても全てを理解するのは不可能だった。理系で自分より知識のある人間が読めばもっと面白く読むことができるのだと思う。個人的には雨音の中に過去の雨音があるという話が哲学的にも捉えられて興味深かった。
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美文だ。 表題にある『怪異考』『化物の進化』の他に15編の随筆と談話が収容されている。どこかで読んだのだろう、うっすらと覚えのあるフレーズもあったが、大体が初見で新鮮な気持ちで読めた。 内容については冒頭の『美文』という部分が印象強く、理解できているかというと自信がない。 表題に...
美文だ。 表題にある『怪異考』『化物の進化』の他に15編の随筆と談話が収容されている。どこかで読んだのだろう、うっすらと覚えのあるフレーズもあったが、大体が初見で新鮮な気持ちで読めた。 内容については冒頭の『美文』という部分が印象強く、理解できているかというと自信がない。 表題にあるだけ『怪異考』と『化物の進化』の二編はわかりやすく、またどこかで目にしたこともあるのだろう、既視感もあった。四章に区分されているのだが、私には編者の意図がわからなくて、その分だけ読みにくいとまではいかないが、どうにも戸惑うところがあった。また注釈が多くでそれが巻末にぎゅっと押し込められているため、つっかえる部分もあって残念に感じた。巻末ではなく、各章か各文の末尾に注釈があった方が、気軽にチェックがしやすいなあと感じた。 個人的に好きなのは『重兵衛さんの一家』だ。読みやすく、私小説めいていて楽しかった。注釈と巻末の解説によると『重兵衛さん』は仮名のようで本名は違った。彼の息子ふたりの名前と経歴も違っていて、解説によれば思い出話を一種のファンタジーを綴るようにして書いたらしい。つまり、適当に盛ったもののようだ。若干残念な気がしたが、今でもよくあることだろうし目くじらを立てるようなものではないのだろう。つくづく、こういう随筆めいたものは鵜呑みにしたらアカンのだなと思った。
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お化け、化け物の類への好奇心が、科学を学ぶ動機になってきた、と寅彦はいう。 科学万能主義に陥らずに世界と向き合おうとする姿勢が印象的だった。 もっとも、こちらが本書の「科学的説明」(もちろん、数十年前のではあるが)についていける理系的素養がない。 きっとこの本の本当の面白さは味わ...
お化け、化け物の類への好奇心が、科学を学ぶ動機になってきた、と寅彦はいう。 科学万能主義に陥らずに世界と向き合おうとする姿勢が印象的だった。 もっとも、こちらが本書の「科学的説明」(もちろん、数十年前のではあるが)についていける理系的素養がない。 きっとこの本の本当の面白さは味わえていないのだろうなあ、と思う。 できれば、解説は文学の人ではなく、科学史にも明るい理系の人だとうれしい。 それとは別に、老境に差し掛かった寅彦が、昔のことを思い出しているところは、失われた時代への憧れを呼び起こす。 「追憶の冬夜」にある、「カアチカアチ」という遊びなどは、私自身は遊んだこともないものだけれど、何か懐かしい感じがする。
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