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リトル・シスター ハヤカワ・ミステリ文庫
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リトル・シスター ハヤカワ・ミステリ文庫

レイモンドチャンドラー【著】, 村上春樹【訳】

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リトル・シスター ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2012/08/09
JAN 9784150704636

リトル・シスター

¥715

商品レビュー

3.7

36件のお客様レビュー

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2024/11/09

映画ビジネスという日本であまりきかない題材のせいかわかりにくいところもあった。春樹は気に入っているようだが。

Posted by ブクログ

2024/10/11

チャンドラーのほかの作品と同様。ミステリとしてはさほどではない。話が妙にこみいっているわりに、驚きの真相や、ハラハラの展開もない。本書の読み所は、そこじゃない。 疲れている。いつになく、ふてくされて、毒づいて、空虚で。そういう、疲弊したマーロウ=チャンドラーが実に味わい深い。 ...

チャンドラーのほかの作品と同様。ミステリとしてはさほどではない。話が妙にこみいっているわりに、驚きの真相や、ハラハラの展開もない。本書の読み所は、そこじゃない。 疲れている。いつになく、ふてくされて、毒づいて、空虚で。そういう、疲弊したマーロウ=チャンドラーが実に味わい深い。 例えば以下のようなところ。 ‘ ”ふん、映画スターがなんだ。ベッドを渡り歩く達人というだけじゃないか。おい、もうよせ、マーロウ、今夜のお前はどうかしているぞ。” (p138) ハードボイルドだ。村上春樹や、原リョウさんへの影響を与えたのは、「長い別れ」より本書かもしれない。本書の先に、この2人の日本作家を感じた。

Posted by ブクログ

2023/08/12

オーファメイが兄を思う気持ち、20ドル分をマーロウに託す・・例の様にもっさりと引き受けた感じで始まるドラマ。 簡単なようで、のっけからの走り出しがとてつもない。 あれよあれよという間に謎めく女やら、死体やら、ヤク入りの煙草やら。。。 何れにもアイスピックが。 原題「かわいい女」...

オーファメイが兄を思う気持ち、20ドル分をマーロウに託す・・例の様にもっさりと引き受けた感じで始まるドラマ。 簡単なようで、のっけからの走り出しがとてつもない。 あれよあれよという間に謎めく女やら、死体やら、ヤク入りの煙草やら。。。 何れにもアイスピックが。 原題「かわいい女」を「リトルシスター」としたハルキ氏の想いが何となく伝わった・・後書きでの解説がないとちょっとプロットの細かな点の疑問が理解し辛く、結構読了まで時間がかかった。 田舎でのパッとしない、それでいて向こうっ気の強いオーファメイ(後半で判明していく複雑なクエスト家の構成)兄オリンとオーファメイの間に存するリーラの立ち位置が見えて、何となくストンといった。 執筆は第二次大戦終結後すぐ、食うためにハリウッドでの下積みを必死に生きるメイヴィスとドロレス。 日本で言えば小股の切れ上がった姐さんに様な感じだろうけど・・やっぱりマーロウは温かい視線。 動きや気持ちが1行で済むところを、どうかするとくだくだしいまでの表現があちこちにあり、うっかりうとうとすると、読み手が置いて行かれる感じがあちこちに。 そこをハルキ氏が更なる巧みな言葉の駆使でよどみない流れに変えていく・・絶品です。 最初から最後まで何となくけだるい感触が漂うなと思ったのは他の方のレヴューにもあって納得。 いささか疲弊気味のチャンドラーに事情があったようで・・また意を決し、ハリウッドの脚本に熱い気持ちで取り組んでいったのは頷ける。20世紀真ん中、ほどなくこの世を去ることになった・・ロスを斜めに見た感じの作品だった。

Posted by ブクログ

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