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続・氷点(下) 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2012/07/25 |
JAN | 9784041003855 |
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続・氷点(下)
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商品レビュー
4.1
64件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作「氷点」よりも興味深く読めた。前作はフィクションを読んでいるという感が大きく、テーマの「原罪」を意識することが難しかった気がするが、今作は「罪のゆるし」について漠然とだが考えながら読むことができた。 登場人物それぞれの視点で描かれており、とある事象が夏枝としては考えがあってのことでも啓造視点では全く別のように捉えられている。どの登場人物も身勝手に都合の良いように考えていて、人間はそういう生き物なんだろうなと感じた。 最終盤で陽子が「人間同士のゆるしには、恐らく完全を求めることはできないであろう」と考えているが、だから神という存在が生まれたのだと思う。神がゆるすとすれば人間の手の出しようがないところで落とし所がつく。 読んだ時の状況や年齢で感じ方が変わる気がするので、また何年後かに読んでみたい。 1960年代の生活や時代背景が垣間見えたのと、北海道のいろんな描写が書かれていて楽しかった。本編ではないが解説の「文学とは何か?それは人間を解明するものである、ということができよう」という言葉が心に残った。 陽子:本当によく頑張っている。高潔すぎて生きていくのは大変だと思うが幸せになってほしい。 夏枝:基本的に自分中心の考え方で(他の人のためと言っている部分も自分に都合の良いように考えている)全く共感できないが、女性の本質はこんな感じなんだろなと思った。陽子と正反対で世渡り上手なタイプだと思う。 啓造:流石に流されすぎでは。もう少し自分の考えを持った方が良いと思う。 村井:理解不能。普通に気持ち悪かった。 北原:辻口家の事情に直接関係ないのに足を失うことになり一番可哀想。陽子は北原と結婚する決意を固めて物語は終わるが、北原は断りそう。 達哉:最初はちょっとかわいいくらいに思っていたが流石に暴走しすぎ。恵子に同情さえする。 弥吉:出番はほぼないが赦しを一番体現していた人物。戦争に行った人にしかわからない気持ちがあるのだと思う。
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引き続き昔の昼ドラっぽい感じだった。 最近の人気本は展開の早いものがほとんどだけど、話が遅々として進まない小説が苦手だったことを思い出した。 古い本なので、しゃべり方も価値観も違っててしっくりはこなかった。 内容に関しては一点だけ、マザコン弟が母親には何も聞かず、主人公にばかり...
引き続き昔の昼ドラっぽい感じだった。 最近の人気本は展開の早いものがほとんどだけど、話が遅々として進まない小説が苦手だったことを思い出した。 古い本なので、しゃべり方も価値観も違っててしっくりはこなかった。 内容に関しては一点だけ、マザコン弟が母親には何も聞かず、主人公にばかり絡んでくるのがイライラした。「親に聞けよ、他人の私に言うな!」と言ってやったらいいのにとずっと思いながら読んでた。 最後は著者がキリスト教徒と知らず、そんなオチかいと思ってしまった。 今はこういうの流行らないよね。もっと論理的にだったり自分ごととして考えるようになってきたように思う。キリスト教に限らず宗教って所詮他人事(他人の価値観)だから。 あと、今の時代こういうことをマジメに考え込んでるとそのうち新興宗教にハマりそうと思った。
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陽子の弟、三井達哉の独走的な振舞いに腹立たしかった。北原が止めてるのに、何で達哉と話しする為に車に乗ったの〜!と陽子にも腹が立った。 順子が佐石の娘ということに、ひっくり返るくらい驚いた。 続編は往々にしてトーンダウンして面白味が無くなると思っていたが、最後まで惹きつけられる昨日...
陽子の弟、三井達哉の独走的な振舞いに腹立たしかった。北原が止めてるのに、何で達哉と話しする為に車に乗ったの〜!と陽子にも腹が立った。 順子が佐石の娘ということに、ひっくり返るくらい驚いた。 続編は往々にしてトーンダウンして面白味が無くなると思っていたが、最後まで惹きつけられる昨日でした。
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