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続・氷点(下) 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2012/07/25 |
| JAN | 9784041003855 |
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続・氷点(下)
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続・氷点(下)
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商品レビュー
4.1
89件のお客様レビュー
氷点を経て、家族間のあらゆる隠し事はなくなった…はずなのに 続氷点ではこんどは家族以外の人たちを大いに巻き込む。 続氷点を読んで「氷点はよく考えれば所詮家族の話だったな」と思い知った。 続氷点は本当に家族以外の人たちの思惑、下心、懺悔が蠢く。もう何も隠すことないはずの家族の行動が...
氷点を経て、家族間のあらゆる隠し事はなくなった…はずなのに 続氷点ではこんどは家族以外の人たちを大いに巻き込む。 続氷点を読んで「氷点はよく考えれば所詮家族の話だったな」と思い知った。 続氷点は本当に家族以外の人たちの思惑、下心、懺悔が蠢く。もう何も隠すことないはずの家族の行動が、どんどん他者をまきこんでゆく。 流氷が赤く染まるとは、どういう比喩表現なのか。 いろいろ解釈できて…えええ、驚くほどおもしろ。 何が面白いのか、と言われれば困るけど 氷点と続氷点には思いもしない面白さがある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作で提示された人の原罪について、理解が深まった。 存在そのものの罪は前作で言う陽子のように、親の不義・犯罪行為によって生じるもので、たいていの人には生じないものであると考えていたが、今作を読んで、あらゆる人に生じるものだと理解することができた。 生きているだけで、意図せず、しかも自分が認識していないところで他人を傷つける可能性がある。 例えば、誰かを愛し、愛されることは、また誰かを深く傷つけることになる。陽子が自分を愛してくれた徹を意図せず深く傷つけたように。 世界は無数の因果関係で結ばれている。自分の存在・言動が自分の糸や認識範囲を超えて、他人を傷つける可能性は常に存在している。であれば、自分には罪は一切ないと言い切れる人は存在し得ようか。 「罪のない者だけが石を投げよ」とイエスは言った。罪を裁くことのできる者は 罪を犯したことのない者だけだと。どんな人でも罪を犯す可能性から逃れられない。 罪を裁くことのできる人など存在しない。であれな、罪は赦すしかないものなのだろうか。 戦争時に妊婦と胎児を殺した弥吉が、妻の不貞を赦したように。 そして、実の弟や徹を深く傷つけた陽子が、自分を不貞行為で産み、捨てた実の母を赦したように。
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人の心はなんと移ろいやすいことか 自分を正当化するとき、自分に正義を感じている時、誰かを見下しているという言葉にグサリ 自分の非を認めたと思って改めようとしている時、都合よく相手もそうであると思っている自分はなんて好都合なんだろうと思った 罪と罰って簡単に使われる言葉だけれ...
人の心はなんと移ろいやすいことか 自分を正当化するとき、自分に正義を感じている時、誰かを見下しているという言葉にグサリ 自分の非を認めたと思って改めようとしている時、都合よく相手もそうであると思っている自分はなんて好都合なんだろうと思った 罪と罰って簡単に使われる言葉だけれど真っ当な罰はなくて結局は自己正当化でしかない 罪をハッキリと許す権威が欲しい 宗教が存在する心理だと感じた 好きは感情だが、愛は意思 完全には理解できていないけれど深く心に残る表現だった
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