ショーペンハウエルの散歩
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ショーペンハウエルの散歩

長与善郎【著】

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ショーペンハウエルの散歩

定価 ¥1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2012/07/10
JAN 9784309021256

ショーペンハウエルの散歩

¥220

商品レビュー

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2012/09/21

長与善郎を、白樺派でくくって考える必要はあまりないと思います。独立した一個の人間として相対し、その随筆を耽読しましょう。「ショーペンハウエルの散歩」という随筆が表題となっています。昭和23年に出版されたものの新装復刻の書です。妙にぴかぴかしていてあまり落ち着きませんが、文章は流暢...

長与善郎を、白樺派でくくって考える必要はあまりないと思います。独立した一個の人間として相対し、その随筆を耽読しましょう。「ショーペンハウエルの散歩」という随筆が表題となっています。昭和23年に出版されたものの新装復刻の書です。妙にぴかぴかしていてあまり落ち着きませんが、文章は流暢、今の人でもふつうに読めます。では一節を。 …内面的空虚というものがわれわれにとっていかに根本的不幸であるかを真に了解してみれば、直ちに解る本当なことである。世にはいかに多くの幸福なる不幸な人と、不幸なる幸福な人とがあることであろう。だが、ともかく彼は厭世家であった。(p.14) 彼とは、ショーペンハウエルのこと。どんな厭世家であったのか。さあ「長与散歩」といきましょう。 後半の随筆では「三絶」として、西田幾多郎・鈴木大拙・幸田露伴が綴られています。じかに交流があった人の筆は貴重です。ますます「長与散歩」ですよ。昭和14年に上梓された『人生観想』は、もっとオススメです。古書を見つければぜひ。

Posted by ブクログ

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