黒雲兆す 返り忠兵衛江戸見聞 双葉文庫

芝村凉也【著】

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2012/07/13
• JAN: 9784575665710

商品レビュー

2023/06/27

一難去って、落ち着いたかと思われた江戸と忠兵衛の周りだったが、何か魂胆を持っての新しい輩が近づいてきた。
そして相変わらず刺客がやってくる。

南砺屋の本物の主人は、大物の悪人だった。
抜け荷をしなければとても考えられないような値段での薬屋。

探っていた南町奉行所の岸井が陰謀のため殺しの犯人とされそうになる。

忠兵衛の周りのみんなは密かに動き出す。

2016/02/18

返り忠兵衛江戸見聞シリーズ、６作目。

定海藩のお家騒動はひとまず決着したものの、天名の鬼六やら日向国室藩やら、忠兵衛の周りで新たな陰謀を画策する輩が現れる。

同心の岸井さんが罠にハマり、謹慎処分を食らうも、忠兵衛の活躍というより、政治的駆け引きであっさり事件の決着を見せられる。対して、放浪旅に出た浅井さんはきっちり剣客業で事件を収めるので、今作は主人公の忠兵衛より浅井さんの話の方が面白く読めたかも。長いシリーズの展開を見越してか、細かい話ばかりでなかなか大筋が進まないのがちょっとしんどい。

2013/04/09

第六弾
5巻を読んでないがまあ、良いか
旧藩の騒動は終わったはずだが何か後を引いている感じ。
これからの展開の序章か？