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マーチ家の父 もうひとつの若草物語 RHブックス・プラス
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 武田ランダムハウスジャパン |
| 発売年月日 | 2012/07/12 |
| JAN | 9784270104170 |
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マーチ家の父
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商品レビュー
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「若草物語」のマーチ家の父を、著者ルイザ・メイ・オルコットの父で哲学者・教育者のエイモス・ブロンソン・オルコットをモデルにして掘り下げた作品です。異なる著者、異なる時代に書かれたスピンオフ作品と言えましょうか。過度な理想主義で現世的な成功はしなかった父ブロンソンの生き方を、南北戦...
「若草物語」のマーチ家の父を、著者ルイザ・メイ・オルコットの父で哲学者・教育者のエイモス・ブロンソン・オルコットをモデルにして掘り下げた作品です。異なる著者、異なる時代に書かれたスピンオフ作品と言えましょうか。過度な理想主義で現世的な成功はしなかった父ブロンソンの生き方を、南北戦争前後の世相にからめてショッキングに描いています。 私は「若草物語」に強い思い入れがあってというより、南北戦争への興味や「森の生活」のソローとオルコット家との関連からこの本を開きましたが、「あの名作の幸福な家庭の裏では、実は…」といった、暴露的な意図が強すぎる印象を持ちました。この時代、アメリカではこんなことがあったんだなと漠然と知るにはよい書ですが、細かいところはあくまでフィクションとして冷静に受け止めるべきかと思います。
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『若草物語』をベースに、従軍牧師だった父親側を描いた作品。 四姉妹の心温まる作品の裏側をこう描くのか、と驚き。南北戦争という時代の凄惨たる様を描きだしているこちら側から目をそらすべきではないのでしょうが、確固としたものと思っていたマーチ夫婦の絆がこうまで揺らいだものとして、特に、...
『若草物語』をベースに、従軍牧師だった父親側を描いた作品。 四姉妹の心温まる作品の裏側をこう描くのか、と驚き。南北戦争という時代の凄惨たる様を描きだしているこちら側から目をそらすべきではないのでしょうが、確固としたものと思っていたマーチ夫婦の絆がこうまで揺らいだものとして、特に、嫉妬も憎悪もするごく普通の「女」としてのマーミーの描き方が印象的だった。 家族を捨ててもいいと思うほどのマーチの信念と、グレイスが放った最後の言葉の隔たりが心に突き刺さった。 少し落ちついたら『若草物語』を読み返してみようと思います。
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『若草物語』本編では完璧な親としての姿を見せるマーチ夫妻。マーチ夫人は聖母、マーチ牧師は聖人。しかし本作ではあまりにも夫妻のあまりにも人間らしすぎる実像が語られる。夫妻の共通する罪は傲慢だろうか。牧師はマーミーの憤激ぶりに恐れをなし、夫として妻を矯正したいと願うが、一体何様なんだ...
『若草物語』本編では完璧な親としての姿を見せるマーチ夫妻。マーチ夫人は聖母、マーチ牧師は聖人。しかし本作ではあまりにも夫妻のあまりにも人間らしすぎる実像が語られる。夫妻の共通する罪は傲慢だろうか。牧師はマーミーの憤激ぶりに恐れをなし、夫として妻を矯正したいと願うが、一体何様なんだろう。マーミーは奴隷解放運動に力を注ぐが、黒人奴隷は憐れみの対象、保護すべき存在で、対等とは思っていないようだ。だからグレイスの存在が屈辱だったんだろう。本作を通して牧師は妻もグレイスも心底から理解しようとはしなかったな。『若草物語』で帰宅した牧師が娘達一人一人の成長を讃えるシーンは感動的だが、その内面がこれ程虚ろとは。グレイスも聖女じゃない。牧師を拒んだのは、椿姫のような、自己犠牲の麻薬の甘美さに酔ったからではないか。
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