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五つの赤い風船とフォークの時代
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五つの赤い風船とフォークの時代

なぎら健壱【著】

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五つの赤い風船とフォークの時代

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アイノア
発売年月日 2012/07/06
JAN 9784881691878

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2013/05/07

「エレックレコードの時代」と合わせて一気読み。 フォークオタクとしては、坂崎幸之助が有名だが、なぎら健壱も本人よりよく知っていること、引けを取らない。 彼の「私的フォーク大全」も当時のフォーク界を知る上で、参考書となる名著だ。 同時代を過ごしたものとして、西岡たかしの歩みを改めて...

「エレックレコードの時代」と合わせて一気読み。 フォークオタクとしては、坂崎幸之助が有名だが、なぎら健壱も本人よりよく知っていること、引けを取らない。 彼の「私的フォーク大全」も当時のフォーク界を知る上で、参考書となる名著だ。 同時代を過ごしたものとして、西岡たかしの歩みを改めて辿ることで、断片的な時代観や音楽観が繋がっていく。 カレッジフォークであれ、モダンフォークであれ、アングラフォークであれ、四畳半フォークであれ、今はそれぞれの良さを素直に受け入れられる自分がいるのであった。

Posted by ブクログ

2012/09/10

西岡たかしと五つの赤い風船、と言えば「遠い世界に」だ。この曲が発表されたのは1969年とあり、其の後の爆発的なフォーク・ブームに先立ついわゆるフォーク第一世代だ。 アメリカのバンドのコピーでもなく、また日本のものではあったものの作曲家に作ってもらった曲を歌うというカレッジ・フォ...

西岡たかしと五つの赤い風船、と言えば「遠い世界に」だ。この曲が発表されたのは1969年とあり、其の後の爆発的なフォーク・ブームに先立ついわゆるフォーク第一世代だ。 アメリカのバンドのコピーでもなく、また日本のものではあったものの作曲家に作ってもらった曲を歌うというカレッジ・フォークとも一線を画す、自分たちで歌いたい曲を自分たちで作るというフォークの原点であるシンガー・ソング・ライターの草分け的存在だ。 とは言えその時代、輸入モノ・ギターは輸入物は家一軒分もする高価な楽器であり、国産品と言えども一般的ではなかった。ましてやC&W音楽でお決まりのバンジョーやらマンドリンやらは見たことすらないというものだ。とにかく無いもの尽くしの時代に西岡たちは産声を上げたわけだ。 そうした手作り感満載なエピソードが手作り楽器だ。西岡が見よう見まねでウクレレのネックを外し飴玉の缶を付けたバンジョーを制作したのはこの頃。またなぎら自身もわさび漬けの樽でバンジョーを作り、あの小室等はタンバリンにギターのネックを付け、高田渡はディランのハーモニカホルダーを鍛冶屋に頼んだら鉄枷のような大リーグ養成ギブスになったり、村上律は鍋蓋でドブロギターを制作したりと、先人たちの想像力はすごいの一言だ(笑)。 そんなフォーク黎明期の記憶を呼び起こすようなインタビューをするのがあのなぎら健壱である。今ではお笑いのイメージが強いがなぎらも西岡らの第一世代に強い影響を受けたフォーク・ファンであり、それが講じてフォークの世界に身を投じた1.5世代とも言える人間だ。彼の「私的フォーク大全」は当時のフォーク界の雰囲気を伝える名著でもある。 そのなぎらに西岡のマネージャーから五つの赤い風船結成45周年を記念する企画として、当時を記録するものを書いてくれと依頼があったことが本作のきっかけだそうだが、西岡とのインタビューに加え、当時のフォーク追っかけを自認するなぎらのマニアックな記憶と資料が良く混じり西岡の活動を軸にしたフォークの歴史が描かれている。 それにしてもだ、フォーク全盛期の頂点に君臨した吉田拓郎の叫びにも似た歌い方に比べると、淡々とした風景を歌うようなある意味ではカレッジ・フォークの匂いを持つ西岡たかし率いる五つの赤い風船、そして赤い鳥などは爆発的なインパクトは無かったのだが、何時の間にやら「遠い世界に」「翼を下さい」は時代を超えた名曲として残っているのは不思議な感じがする。ましてや教科書にも掲載されるとは誰が想像したであろうか。その意味でもこの西岡と五つの赤い風船の誕生を綴った本書は貴重なものであろう。

Posted by ブクログ

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