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火神被殺 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/07/10 |
JAN | 9784167697310 |
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火神被殺
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火神被殺
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商品レビュー
3.7
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古事記ゆかりの地で、謎の白骨遺体が見つかった。遺体は腰付近が無くなっていたが、小柄な体格から女性と見られた。それと前後して、古代史の研究科の男性が行方不明になっていた。その男性が犯人なのか、また遺体は一体誰なのか。 松本清張のよくあるタイプのミステリ短編集。冒頭の表題作から、古...
古事記ゆかりの地で、謎の白骨遺体が見つかった。遺体は腰付近が無くなっていたが、小柄な体格から女性と見られた。それと前後して、古代史の研究科の男性が行方不明になっていた。その男性が犯人なのか、また遺体は一体誰なのか。 松本清張のよくあるタイプのミステリ短編集。冒頭の表題作から、古代史をテーマにしたストーリーなのかと思ったら、2本目から変わってくる。というか、2本目の『奇妙な被告』が最初からオチは見えているものの、ホームズのような裁判ネタで面白い。 また、そこそこに古い作品だけあって、会話ではなく日記的なト書きメインで長々と記述するなど、少々読みにくいと感じる部分があるが、昔はこの手の小説があったなあと思える。 ネタ全体に遺伝子検査もなければもちろん携帯電話もない。その辺りが納得できるかどうかというところ。まあ古いものだからあえて手を出さないというのもありだが、ちょうしのいい時の松本清張として楽しむことが出来るとも言える。
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表題作を含む5つの短編集。「火神被殺」「奇妙な被害」「葡萄唐草模様の刺繍」「神の里事件」「恩誼の紐」。「火神被殺」で舞台となっている島根県木次・出雲・湯村温泉、そしてこの地の神社を車で巡ってみたい(地図の掲載もあり)。松本清張による巻末の「うしろがき」も珍しい趣向。
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短編集。古代史に材を取ったものは失敗作。古代史と事件の連携が取れていない。無理やりの符丁はかえってリアリティを欠く。 [奇妙な被告]は、パズル的な意味で感心した。乱歩の心理試験のよう。
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