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魔性の子 十二国記 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2012/06/28 |
| JAN | 9784101240510 |

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商品レビュー
4.1
689件のお客様レビュー
気になっていたのに読んだことのなかった『十二国記』。もうすぐ新刊が出るそうなので、このタイミングで追いつきたいと思い、手に取ってみた。「どの巻から読むか」で少し悩んだが、ひとまず刊行順で!とエピソード0的な位置付けの『魔性の子』から。 あまりの面白さにページを繰る手が止まらない...
気になっていたのに読んだことのなかった『十二国記』。もうすぐ新刊が出るそうなので、このタイミングで追いつきたいと思い、手に取ってみた。「どの巻から読むか」で少し悩んだが、ひとまず刊行順で!とエピソード0的な位置付けの『魔性の子』から。 あまりの面白さにページを繰る手が止まらない。初版の刊行は1991年とのこと。なぜ私は10代のうちにこの本を手に取らなかったのか!!!と激しく悔いた。 救いというものが存在するの…?と叫びたくなるような展開に、ネットで見た「ネズミが出てくるまで粘れ」との言葉を思い出す。ちなみに、この本にネズミは影も形も出てこなかった。
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新作に向けて再読中。結末とこれから始まるストーリーを知っていることがこんなに悔やまれる小説は無い、記憶を消してもう一度十二国記の入口に立ちたくなる。 高里の下の名前は作中で一度も呼ばれず、私たちにも明かされないまま終わってしまった。名前を呼ぶ人が一人もいない、そういう孤独の描き...
新作に向けて再読中。結末とこれから始まるストーリーを知っていることがこんなに悔やまれる小説は無い、記憶を消してもう一度十二国記の入口に立ちたくなる。 高里の下の名前は作中で一度も呼ばれず、私たちにも明かされないまま終わってしまった。名前を呼ぶ人が一人もいない、そういう孤独の描き方もあるんだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『黄昏の岸 暁の天』を読了した後に手に取ったことで、本作の印象は大きく変わった。以前は「十二国記のホラー作品」という認識だったが、実際に読んでみると強く心に残ったのは恐怖ではなく高里の孤独だった。 周囲から理解されず、自分自身も何者なのかわからないまま日常を生きる苦しさ。そして『黄昏の岸 暁の天』で描かれた運命を知っているからこそ、その背負わされた重さが痛いほど伝わってくる。不可解な出来事の連続には確かにゾッとさせられるが、それ以上に高里という少年の悲しみや切なさに胸を締め付けられた。 十二国記シリーズを読んだ後だからこそ味わえる発見の多い一冊。ホラーとしても面白いが、それ以上に一人の少年の孤独を描いた物語として深く心に残った。
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