新田次郎 山の歳時記 ヤマケイ文庫

新田次郎【著】

• 販売会社／発売会社: 山と溪谷社
• 発売年月日: 2012/06/22
• JAN: 9784635047449

商品レビュー

2021/01/31

図書館で見つけた本。
新田次郎の本はほぼすべて読んだ記憶があり、エッセイではどのようなことが書かれているのかと思い借りてみた。
すべて山の話。
それから、気象庁に勤務し、富士山測候所で冬を越したときに話や、折々に訪れた山の様子や、同行者の話など、どれもこれもとても興味深く読めた。
山登りに行ったときにこの本を持って行き道中読んだのだが、気分が高まりとても良かった。

2019/08/29

8/11は山の日
山を舞台に多くの傑作を生みだした作家・新田次郎による、
山にまつわる紀行と随筆を。

2019/07/07

最近山の本づいてきてます。新田次郎の山のエッセイ。多くの名作山岳小説を著してる作家さんですが、本人曰く自分は登山家ではないとのこと。「山男の本物と偽物」の中でも、雨中の残雪期登山を強行した自分を偽物の山男だと罵られたエピソードをそのまま載せており、なかなかに陰影が深く心に残ります。それにしても、雨の中の登山シーンが多いのだけれど、それでも山へ行く楽しみには目的地行きの電車に腰を下ろした瞬間の開放感だという作者に強く共感！なぜ危険な山に人は向かうのかについても深くしみいる考察をしている作者の鋭さにも感動します。はー、山行きたい。