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スマートTVと動画ビジネス 次世代メディアをデザインするのは誰か?
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | インプレスジャパン/インプレスコミュニケーションズ |
発売年月日 | 2012/06/07 |
JAN | 9784844332060 |
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商品レビュー
3.7
5件のお客様レビュー
スマートTVとIP配信動画ビジネスについて、主に欧米の動向を追った本。 スマートTVでは、Samsung、LG、Lenovo、SONY、Panasonicといったメーカの製品と戦略を紹介。またアップルの戦略にもMACワールド日本語版やMACLIFEを創刊した著者らしく期待をこめ...
スマートTVとIP配信動画ビジネスについて、主に欧米の動向を追った本。 スマートTVでは、Samsung、LG、Lenovo、SONY、Panasonicといったメーカの製品と戦略を紹介。またアップルの戦略にもMACワールド日本語版やMACLIFEを創刊した著者らしく期待をこめてページを割いている。「TVを再発明する」のはいつなのだろう。 動画サービスは海外が中心。米国ではYouTube/VEVO、Netflix、HuluなどのOTTプレイヤやComcastなどのケーブル事業者の動きを詳しく見る。単純な「コードカット」の現象が起きているわけではないことをデータを元に解説している。欧州でもBBC iPlyayerやDailymotion、アジアではPandora TVなどを紹介。中国の動向も詳しい。その中でも日本のニコニコ動画の特異性を見ていて興味深い。 もちろん日本の動画ビジネスもひとつの章を割いて詳しく説明。この時点を切り取ったデータとしては最も網羅的で詳しいのではないだろうか。 最後に年表まで付いていて、資料集としては十分。様々なプレイヤがいて、まだまだ発展途上の領域であることを確認できる。もう少し大胆な考察があってもよかっただろう。アップルがこの分野でもきっと勝つ考えているが、材料がすくないといったところだろうか。参考になった。
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スマートテレビの概説書ではなく、第1部が主にハード面でのスマートテレビの現状報告、第2部が主に動画配信サービスを地域ごとにわけて紹介している。動画配信サービスは、一覧の資料としても使えるので見やすいと思った。 第1部では、放送と通信の違い、そのうえで、サムスン、LG、レノボ、ソ...
スマートテレビの概説書ではなく、第1部が主にハード面でのスマートテレビの現状報告、第2部が主に動画配信サービスを地域ごとにわけて紹介している。動画配信サービスは、一覧の資料としても使えるので見やすいと思った。 第1部では、放送と通信の違い、そのうえで、サムスン、LG、レノボ、ソニー、パナソニックのハード面での戦略とアップルのスマートテレビを解説している。動画ビジネスの動向の全体像も紹介している。 第2部では、米国、欧州、アジア、日本にわけて、それぞれの代表的な動画配信サービスについて、多くの数字を用いながら解説している。 現状、ハード面での共通の規格が決まっていないが、OS、最適なユーザーインタフェースなどが決まってくれば動画配信サービスが決まってくると感じた。
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本書は題名から推測出来る様に、これからのテレビ・IT業界がメディアと言う側面においてどの様に変わっていくのかをテーマにした本です。 構成は4部からなり、第1部でサムソン、LG、Lenovo、ソニー、パナソニックの各社が開発に取り組んでいる次世代テレビの紹介や各社の狙いなどを解説...
本書は題名から推測出来る様に、これからのテレビ・IT業界がメディアと言う側面においてどの様に変わっていくのかをテーマにした本です。 構成は4部からなり、第1部でサムソン、LG、Lenovo、ソニー、パナソニックの各社が開発に取り組んでいる次世代テレビの紹介や各社の狙いなどを解説している他、アメリカ、ヨーロッパ、韓国、中国、日本の動画ビジネスの動向についても簡単に紹介。 第2部ではアメリカ、イギリス、フランス、韓国、中国の各動画サイトとその運営体等について簡単に列挙し、第3部では(第2部同様に)日本の動画サイトとその運営体等について簡単に紹介しています。 また、最終の第4部では関連資料として、モールスが電信を発明した1837年から2012年4月にIKEAが家具一体型スマートテレビを発表した時まで、欧米の動きを列挙した年表と、日本初のラジオ放送が行われた1925年から2012年5月ドワンゴが新サービス発表とともにサービス名称を変更した時まで、日本の動きを列挙した年表の2つの年表が記載されています。 この様にメディアビジネスを取り巻く世界各国の動向を簡潔に紹介した内容がメインの本となっており、グラフや表など客観データを用いた著者自身の手による業界の将来予測と言った内容はなく、代わりに未だ推測の域を出ないアップルのTVへのアプローチに対してやや断定的な推測が載っています。 本書の利用方法としては、今後の動画ビジネスやテレビ業界の行方等についてのレポートなどを書く時の参考資料としての利用や、あるいは本書を露払い的に使って重点的に調査する対象を絞り込むと言った使い方が出来るかも知れません。 #もちろん、世界のメディアビジネスの動きを俯瞰的に把握したい場合や単純に好奇心を満たしたいと言った場合でも充分役に立つのではないかと思います。 メディア業界に対して俯瞰的な視点で簡潔に記述したと言った感じの一冊です。
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