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朝日新聞の危機と「調査報道」 原発事故取材の失態
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 同時代社 |
発売年月日 | 2012/06/11 |
JAN | 9784886837240 |
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朝日新聞の危機と「調査報道」
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元朝日新聞の社会部の記者だった著者が、今の朝日新聞の報道姿勢やネット時代の今後についてを憂う一冊の本である。原発事故の報道も大きくは触れているが、本書のテーマは「取材の基本」の「調査報道の基本」についてだと思う。 内容は2部に分かれており、1部は現在では部も再編されたようだが、...
元朝日新聞の社会部の記者だった著者が、今の朝日新聞の報道姿勢やネット時代の今後についてを憂う一冊の本である。原発事故の報道も大きくは触れているが、本書のテーマは「取材の基本」の「調査報道の基本」についてだと思う。 内容は2部に分かれており、1部は現在では部も再編されたようだが、原発事故発生時に1人も内部から記者を派遣しなかった事実、そして、原発報道ができなかった特に新聞社側の現在の論理について述べている。そこには調査報道が問われなくなっている現状と、ネット時代を迎えて、経営が厳しくなっている新聞社を取り巻く現状についても説明している。 2部では、社会部が元気だった時代に、公務員の公費天国、談合、医科大学の不正、リクルート、三越事件などにどのような地道な取材で明らかになっていたか回顧録的な状況が書いてある。最後には、座談会形式で今後の新聞の進むべき道などを朝日新聞OB達で語り合っている。 朝日新聞のよい時代の記者が、現状を憂いているのはよくわかったが、これだけ周りの状況が変わっていると、今後どのようなモデルやスタイルがよいのか、正直自分にはわからなかった。マスコミは第4の権力と言われるが、今後はどのような形が望まれるか気になった。
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