妹のジンテーゼ(1) ヤングジャンプC

紺野比奈子(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2012/06/19
• JAN: 9784088793603

商品レビュー

2012/07/07

いや～、面白かった！！！
最近何か新しい学問を始めたいと思っていたしタイムリーかもなぁ。

主人公、知恵ちゃんの魅力。
１）太まゆかわいい
２）できる妹かわいい
３）丁寧かわいい
４）反応が素直かわいい

こういう人生に影響を与える人がいるというのは素直に羨ましいなぁ。何か小さな問題に遭遇するたびにかつての師父（お兄ちゃんｗ）の例題と教えを思い出して適用していく姿はまさに学生の頃の授業の感覚だよねぇ。しかも学校ではならないような話を興味深く話してくれるんだ、本当に羨ましい。それとあわせてベーゴマや映画後のハンバーガーの時のように仲の良い微笑ましい関係がみられてほっこりくる。

キャラもなかなかよい。初めてあった巨乳ちゃんは印象がころころかわって面白いｗ次回３人娘はどんな話し合いをするのかなぁ。

明言はされてないけど孤児院の出のようですな。お兄ちゃんは本当のお兄ちゃんなのかどうか知らないけどそれでも本当のお兄ちゃんだよね！いいなぁ！

2012/07/04

例えば男女間の恋愛の駆け引き。例えば部活を決める。例えば敵情を分析する。例えば出どころのわからない感情の整理をする。
生活のなかで誰しも直面する問題に、論理ならぬ理論でゆるーく立ち向かう女の子達の物語。

なんだろうこの釈然としない読後感は。
前述したとおり、軸となるのは「理論」。論理ではないのです。理詰めでエピソードを構築するのではなく、〇〇の理論に則って…という段取りでお話が進むためツール以上の説得力を持たない。特にナビゲート役のお兄さんは思考が理論に振り回されている印象がある。理屈っぽくて魅力を感じない。
どうしてこんなに攻撃的かというと、ひとの情動を理論ですべて割りきって断定しようとする態度がいけすかなく感じるからだ。
知識を振りかざす人間を嫌いな自分が再発見できた、という点では有意義だった。
それから、タイトルほど妹萌え要素は無いのが納得いかないですな！
妹なら「兄者」じゃなくて「お兄ちゃん」だろ！…すいませんでした。