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さらば愛しのピョンヤン 北朝鮮エリート亡命者の回想
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2012/06/08 |
JAN | 9784582454420 |
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さらば愛しのピョンヤン
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1994年に、北朝鮮の最高学府である金日成総合大学の現役教授でありながら、韓国に亡命した趙明哲氏の半生を綴った回想録。 趙氏は、北朝鮮の高級官僚の家庭に生まれ、エリート教育を受けて育ち、金日成総合大学を卒業後、同大学の教員を務めながら、1994年に韓国に亡命。亡命後は、韓国統一教...
1994年に、北朝鮮の最高学府である金日成総合大学の現役教授でありながら、韓国に亡命した趙明哲氏の半生を綴った回想録。 趙氏は、北朝鮮の高級官僚の家庭に生まれ、エリート教育を受けて育ち、金日成総合大学を卒業後、同大学の教員を務めながら、1994年に韓国に亡命。亡命後は、韓国統一教育院院長を務め、さらに2012年には北朝鮮出身者として初の韓国国会議員となり、韓国の脱北者の中で最も高い地位を得た人物とも言われている。 本書で語られている、金日成の子どものために特定の期間に特別な学校(平壌南山学校)が作られることには驚いたが、金日成の子ども達の権力闘争とその影響、思想科目が中心の教育、賄賂と情実人事などについては概ね想像の及ぶところではあった。 一方、本書では、著者が経験していない北朝鮮の地方の状況については語られてはいないし、著者が亡命したあと、両親、妻子、兄弟が、北朝鮮でどのような生活を送っている(と想像される)のかについても、ほとんど触れられてはいない。 北朝鮮で相応の地位にあった亡命者が、自らの回顧録を日本語訳で出版するということのリスクを考慮する必要はあろうが、全体を通して著者の誠実な人柄が感じられ、相応に信頼できる記録と言えるのではないかと思う。 (2012年7月了)
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著者について。 著者、趙明哲(チョ・ミョンチョル)は、北朝鮮の建設相であった父と、大学教授の母との間に生まれ、金日成総合大学の教授になった北朝鮮の一握りのエリートであり、1997年に脱北した後、韓国で初めての国会議員となって「最も成功した脱北者」と呼ばれている人。 エリート出身ゆ...
著者について。 著者、趙明哲(チョ・ミョンチョル)は、北朝鮮の建設相であった父と、大学教授の母との間に生まれ、金日成総合大学の教授になった北朝鮮の一握りのエリートであり、1997年に脱北した後、韓国で初めての国会議員となって「最も成功した脱北者」と呼ばれている人。 エリート出身ゆえ、彼が描く「北朝鮮」は庶民からみたものではなく、エリートとしての権威を楽しんでいた側面も隠されていない。一方で、脱北した「ロイヤルファミリー」の一員であった李韓永の浮世離れした視線ともまた違う。彼はエリート出身の学生しか通えない「南山学校」で、金正日の異母兄弟である平日、英日と知り合いだったというが、彼らが特別扱いされる一方で、金日成の血筋ではない「一般の学生」が厳しい集団生活を強いられることを不満に思うなど、「普通」っぽい感覚を持ち合わせている。 本の内容のほとんどは、北朝鮮の様々な側面を不満に思いながらも何不自由せずに暮らした思い出が描かれており、エリートからみた平壌の一面を見ることができる。 一方で、脱北を決意するにいたった心情や、亡命後については通り一遍しか触れられていない。不自由なく生活できていたエリートが、家族を危険に晒し、自分の命を懸けてまで脱北を試みた思いについて具体的に読めるとよかった。
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金日成総合大学の教員で初の脱北者である著者の心痛が伝わってくる。 南山学校では親が高級官僚で、その職を離れたら、子供も学校にはいられなかった。 金日成は教育に注力していた。 北朝鮮の経済危機は楽音の自由を抑圧した結果。
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