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さらば愛しのピョンヤン の商品レビュー

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2016/01/11

1994年に、北朝鮮の最高学府である金日成総合大学の現役教授でありながら、韓国に亡命した趙明哲氏の半生を綴った回想録。 趙氏は、北朝鮮の高級官僚の家庭に生まれ、エリート教育を受けて育ち、金日成総合大学を卒業後、同大学の教員を務めながら、1994年に韓国に亡命。亡命後は、韓国統一教...

1994年に、北朝鮮の最高学府である金日成総合大学の現役教授でありながら、韓国に亡命した趙明哲氏の半生を綴った回想録。 趙氏は、北朝鮮の高級官僚の家庭に生まれ、エリート教育を受けて育ち、金日成総合大学を卒業後、同大学の教員を務めながら、1994年に韓国に亡命。亡命後は、韓国統一教育院院長を務め、さらに2012年には北朝鮮出身者として初の韓国国会議員となり、韓国の脱北者の中で最も高い地位を得た人物とも言われている。 本書で語られている、金日成の子どものために特定の期間に特別な学校(平壌南山学校)が作られることには驚いたが、金日成の子ども達の権力闘争とその影響、思想科目が中心の教育、賄賂と情実人事などについては概ね想像の及ぶところではあった。 一方、本書では、著者が経験していない北朝鮮の地方の状況については語られてはいないし、著者が亡命したあと、両親、妻子、兄弟が、北朝鮮でどのような生活を送っている(と想像される)のかについても、ほとんど触れられてはいない。 北朝鮮で相応の地位にあった亡命者が、自らの回顧録を日本語訳で出版するということのリスクを考慮する必要はあろうが、全体を通して著者の誠実な人柄が感じられ、相応に信頼できる記録と言えるのではないかと思う。 (2012年7月了)

Posted byブクログ

2014/06/24

金日成総合大学の教員で初の脱北者である著者の心痛が伝わってくる。 南山学校では親が高級官僚で、その職を離れたら、子供も学校にはいられなかった。 金日成は教育に注力していた。 北朝鮮の経済危機は楽音の自由を抑圧した結果。

Posted byブクログ