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逆説の日本史(15) 近世改革編 官僚政治と吉宗の謎 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2012/06/06 |
JAN | 9784094087284 |
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逆説の日本史(15)
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商品レビュー
3.6
20件のお客様レビュー
教科書では良いとされてきた改革の全てを逆説的に解説。悪人とされてきた人も実は経済的感覚を持った人ということで逆説的に解説。 やはりこの時代はなかなか難しくて何度も寝てしまいました。 タイトルの通りの内容だったと思います。
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この巻では、新井白石の正徳の治から、吉宗の享保の改革、田沼意次時代を経て、松平定信の寛政の改革までがあつかわれています。 田沼意次にかんしては、大石慎三郎が名誉回復を図ったことが知られていますが、著者もその立場を引き継いでいるようです。とくに辻善之助の『田沼時代』(岩波文庫)に...
この巻では、新井白石の正徳の治から、吉宗の享保の改革、田沼意次時代を経て、松平定信の寛政の改革までがあつかわれています。 田沼意次にかんしては、大石慎三郎が名誉回復を図ったことが知られていますが、著者もその立場を引き継いでいるようです。とくに辻善之助の『田沼時代』(岩波文庫)については、田沼の業績を正当に評価していないとして、厳しく批判されています。そのうえで、儒教思想の商業蔑視の考えが江戸時代の経済政策を大きくゆがめていたとして、吉宗や松平定信に対しては辛い評価をくだしています。 江戸幕府の経済政策の問題点を指摘する著者の議論は、おもしろく読みました。その一方で、国際的な環境の変動も視野に入れた、経済史的な観点に立った議論が欠けており、もっぱら貨幣政策によって日本の経済のありようが決定づけられていたかのような印象をあたえる記述になっている点が、多少引っかかるような気分にさせられます。
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6代家宣、8代吉宗、吉宗と尾張宗春、田沼意次と松平定信。 平成の経済知識からみるそれぞれの将軍と側用人の施策のうまさとまずさが、とてもわかりやすく書かれている。 古きを敬うという儒教がいかに何度も何度も革新的経済政策を元に戻したか。 江戸時代の儒教呪縛のように、今の世の資本主義...
6代家宣、8代吉宗、吉宗と尾張宗春、田沼意次と松平定信。 平成の経済知識からみるそれぞれの将軍と側用人の施策のうまさとまずさが、とてもわかりやすく書かれている。 古きを敬うという儒教がいかに何度も何度も革新的経済政策を元に戻したか。 江戸時代の儒教呪縛のように、今の世の資本主義にもきっと呪縛があるのだろう。 未来からみたら笑ってしまうような、でもさなかにいると気づきにくい呪縛が…。
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