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人種とスポーツ 黒人は本当に「速く」「強い」のか 中公新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2012/05/25 |
| JAN | 9784121021632 |

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商品レビュー
3.5
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
黒人はスポーツに生まれつき強く、生得的な身体能力を有しているというのは、多くの人が持つステレオタイプの一つであろう。実際の競技実績等から見れば、一側面としては紛れもない事実であるが、文化的、社会的、歴史的な側面から慎重に検討した場合、それは黒人という社会集団が近代の社会的迫害を経験することで生まれたスポーツで成り上がるというイニシアティブのもと生み出された一つの現象であると言える。短距離走で活躍するのは西アフリカ出身の者に偏りがあり、長距離走ではケニアのリフトバレーに住むナンディ族が大半である。また、黒人は泳ぎが苦手というステレオタイプもあるが、19世紀までは、黒人の泳力は白人に圧倒的に勝っていた。黒人はスポーツが強く、遺伝的に身体的に優れているというのは、一側面を見たらそう言える社会集団もあるが、社会的なイデオロギーの潮流により形作られた側面が大半であると言えるだろう。
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https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00456810
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black lives matterが世界中で問題になって以降、人種問題についての本をぼちぼち手に取るようになったが、この本はスポーツという切り口から歴史的な人種問題を取り扱っていたので非常に新鮮で興味深い考察が多かった。 時代によって黒人は白人よりも運動神経が悪いと見なされて...
black lives matterが世界中で問題になって以降、人種問題についての本をぼちぼち手に取るようになったが、この本はスポーツという切り口から歴史的な人種問題を取り扱っていたので非常に新鮮で興味深い考察が多かった。 時代によって黒人は白人よりも運動神経が悪いと見なされていたり、現代のようにあるスポーツで黒人が活躍すると、黒人は運動能力が優れているという偏見が先行し、実際はどうなのかが盲点になってしまう。このような人種が絡んだ論点には歴史的要因がどうしても絡んでしまうのがよくわかった。 科学的に(遺伝子的に)黒人は運動能力に長けているのかが結局曖昧だったので、そこが一番気になる。あと黒人、白人だけでなく、アジア系のルーツを持つ人はどうなのかも気になるところ(俗に日本人は体格が小さいからスポーツでは成功しにくいとよく言われるように)
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