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大帝の剣(5) 聖魔地獄編
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | エンターブレイン/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2012/05/31 |
JAN | 9784047280908 |
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大帝の剣(5)
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
意志を持った時間だの、人間の精神力で錬成した船だの、地球上の生命の過剰さを巡る異星生命体の議論だの、半村良の遺族に訴えられたら普通に負けそうなレベルで『妖星伝』を参照しているが、おそらく故意によるもので、本歌取りのつもりなのだろう。一時代の伝奇SFであの作品から影響を受けていない作家の方が少ないだろうし、本家『妖星伝』は、生命や人類の存在そのものに対する悲観的な視点が印象的な作品だから、人情の作家である夢枕としては何か言っておきたかったのかもしれない。 同じモチーフを扱っておきながら、最終的に開示されるものは真反対で、人間の意志や生命への楽観的な眼差しが印象には残る。しかし、『妖星伝』は生命への批判や否定を何度も突き付けた上で、なお物語は地球上のある一般人の生に収束し、その最期に辿り着いた境地に希望を見出している。そのような問いかけへの真摯さは少しでも本作にあっただろうか。 しかし、この物語は本来、歴史上の剣豪や忍者が地球外生命体と切り結ぶ話を真剣にやる娯楽小説だったはずなので、話を閉じるためだけに上記の宇宙論を持ち出したに過ぎず、あまり問いかけを深める気はないのかもしれない。 同じ『妖星伝』から影響を受けたことを公言している漫画家・石川賢の『虚無先史MIROKU』や『魔空八犬伝』が、本家への返歌とアクションを両立させていて、なおかつまとまりが良いのを見ていると、本作の『妖星伝』の引用は適当であり、粗雑でさえあると考えるざるを得ない。
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最後までバトルロイヤルの話。とはいえ地球外の人の理屈が勝ってしまって、どうにもわかりにくくなってしまったように感じた。しかしその部分を除いて読めば、まず一貫していて面白かった。
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プロメテウスの公開よりは前に書かれたもののようだが、天地創造、人類誕生を宇宙人の意思とするネタは、まあそれでもSFのステレオタイプではあるので、良しとしよう。それにしても登場人物が多すぎ。宇宙人憑きシステムで、次から次へと不死身になっていくのはパイ投げのようで楽しめた。先生の特性ではしょうがないと、わかってはいたが、戦闘シーンがぐちゃぐちゃ入り乱れすぎていて、惜しい。 でもあとがきでも書いている「こんな物語は誰にも書けない」には膝を打ちました。確かに。良くも悪くも、ね。
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